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2015年4月

2015年4月30日 (木)

バグパイプによる「蛍の光」(Auld Lange Syne)

ハイランドのバグパイプによるAuld Lange Syneを探してみました。勇壮に演奏されると更に涙腺を刺激するように思います。日本では卒業式の定番として定着していますが、本場スコットランドでは年始、披露宴、誕生日 などで歌われる歌です。ポーランドでの演奏と思しき1本目の後半に演奏しているのは、スコットランド・ザ・ブレイヴ。おそらくハイランドのバグパイプ曲で一番有名な曲です。アメイジング・グレイスとの2本目は、LIFE IS BEAUTIFUL- MILENIUM GALA CONCERT BERLINとありますが、2000年の年始の演奏でしょうか? LIFE IS BEAUTIFULの文句が全てを表しています。

Auld Lang Syne - Czestochowa Pipes & Drums z Królewską Orkiestrą Symfoniczną

AMAZING GRACE & AULD LANG SYNE-ANDRE RIEU-BERLIN ORCHESTRA

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2015年4月28日 (火)

蛍の光 (Auld Lange Syne)とスコットランド語

昨日の映像の最初の方に出てきたAuld Lange Syne(オールド・ラング・ザイン)という詩は、スコットランドの詩人ロバート・バーンズによるもので、続いてバグパイプで演奏されていたスコットランド民謡は、日本の「蛍の光」の原曲として知られています。Auld Lange Syneと「蛍の光」が結びついていませんでした。失礼しました。
ケルト系のゲール語ではと書いていた不思議な綴りの部分は、スコットランド・ゲール語とは別の、スコットランド語でした。こちらはゲルマン系の言語で、中英語から分離し更に古い古英語の要素も残す言葉のようです。スコットランド語という存在は今回初めて知った次第。
マッサンで一躍大人気のシャーロットさんの歌唱で。日本人にとって、これ程心に染み入ると言うか、涙腺を刺激する歌も稀有なのではと思います。よく言われる、5音音階だから日本人にも親しみやすい、以上の何かがあるようにも思いますが。

Auld Lang Syne、蛍の光。シャーロット.ケイト.フォックス

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2015年4月27日 (月)

スコットランドのバグパイプ

それでは、最もスコットランドらしい響きと思われるバグパイプの音楽を見てみます。Scotland Traditional Musicと検索して上位に出てきた映像ですが、冒頭ゲール語かと思うような英語の朗読に始まり(所々ゲール語が混じっているようです)、「蛍の光」の原曲と思われるバグパイプ曲が聞こえ、ハイランドの方らしき勇壮なバグパイプが続きます。スコットランドのバグパイプには、ハイランド・パイプとロウランド・パイプがあって、後者が小型のスモールパイプなのに対して、前者は野外で演奏され、音量が大きく、高度な装飾音が特徴的です。

Best Music From The British Isles(3/10) Scotland (2/3)

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2015年4月24日 (金)

Haapsalu muusikakool på Skeppsbron i Lovisa

スコットランドと言っておきながら、早速フィンランドに戻っていますが(笑)、このフィドルとアコーディオンの曲がまた、何とも耳に馴染む、琴線に触れる音楽で、Ievan Polkkaやこの曲のような親しみやすいメロディが生まれる秘密はどこにあるのでしょうか? 同じ北欧でもスウェーデンやノルウェーの音楽は非常に美しい旋律でも、「遠い国」のイメージがどうしてもありますが、フィンランドは何か違います。

Folk music - Haapsalu muusikakool på Skeppsbron i Lovisa, Finland 30.06.2012

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2015年4月23日 (木)

Scotland Traditional Music

スカンディナヴィアの音楽も大分回りましたので、そろそろ北海を渡って同じ北欧のアイスランドにでも・・・と思っていたら、スコットランドの映像がリンクに出てきて目に留まりました。北欧ではなく、イギリス北部のケルトの世界ですが、3月に放送が終了したマッサンが大きな話題になりましたので、今日はこの一本を見てみましょう。(アイスランドの次にスコットランドを考えていましたので、アイスランドはまた後日)
スコットランドの伝統音楽と言えば、タータンチェックの衣装に身を包んだバグパイプ奏者をまず連想してしまうかと思いますが、こちらはフィドルやスコティッシュ・ハープ、リコーダー?などが中心のようです。有名なバンドなのでしょうか? 所々バグパイプも聞こえます。リズムでは先日も取り上げた舞曲のジグなどが聞こえてきているようです。

Scotland Traditional Music

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2015年4月22日 (水)

古楽風フィニッシュ・トラッド

古楽風のフィンランド民謡の美しいアカペラ合唱がありました。今日はこちらを上げておきましょう。女性だけの静謐な無伴奏合唱はフィンランドでは珍しいタイプだと思いますが、どうなのでしょうか。スラヴの合唱伝統の影響なのか、西欧古楽の影響なのか、どちらかなのかも知れませんが。若干ブルガリアン・ヴォイスに似て聞こえる部分もあります。

Finnish Folk Song, MeNaiset - Kuulin aanen (I Heard the Voice)

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2015年4月21日 (火)

Loituma - Ievan's Polkka

イエヴァン・ポルッカは、フィンランドの伝統声楽とカンテレを組み合わせたカルテットのロイツマが一躍有名にした曲で、彼らは1997年にカウスティネン伝統音楽祭にてバンド・オヴ・ザ・イヤーに選ばれたそうです。この曲について、ウィキペディアに以下のように記述がありました。アニメには疎いので全く知りませんでした(^^;
ロイツマの歌う『イエヴァン・ポルッカ』が日本のアニメ『BLEACH』の井上織姫が長葱を振り回すシーンと組み合わされ、いわゆる「ロイツマ・ガール」ないし「長ネギ回し」と呼称されているフラッシュアニメとなり、インターネットを通じ一躍有名となった。尚長葱回しの派生系として、長ネギを回すキャラクタが初音ミクになっていたり、トランスフォーマーのスタースクリームになっていたりと云ったりした幾多のバリエーションがある。

Loituma - Ievan's Polkka (live, techno original version)

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2015年4月20日 (月)

イエヴァン・ポルッカ (Ievan Polkka)

木曜に、「どこかで聞いたことのある」と書いたギター・デュオのIevan Polkka(イエヴァン・ポルッカ)という曲ですが、最近象印の炊飯器のCMで耳にしたことがあったのでした。元々フィンランドの曲ですが、アイルランドでもよく演奏されるとのこと。だからポピュラーになったのでしょうか。初音ミクも沢山youtubeが上がっています。
ロシア風、東欧風、ユダヤ風など、色々に聞こえるノスタルジックで不思議なメロディは、一聴して忘れられない印象を残します。民族曲の名曲・名旋律と言って過言でないと思います。2本目は何年か前にフィンランドの音楽を取り上げた際に、確か一度アップしました。素晴らしい声のアンサンブルです。同じ演奏ですが、3本目の方が高音質です。

4篇 尾野真千子 CM 象印 炊飯器 羽釜のごはん 「最後の晩餐」 ほか

FINNISH FOLK MUSIC

ロイツマ「ievanpolkka」

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2015年4月16日 (木)

フィンランドの伝統器楽

ヴァルティナ以外のフィンランドの伝統音楽をいくつか上げておきます。今日は器楽編。オルガンに始まり、カンテレ、マンドリンのような弦楽器と続く一本目は、映像も音楽も美しくまとまっています。次のギターでのデュオも、演奏しているのはフィンランドの伝統曲。この曲のように、ペーソスに溢れる親しみやすいメロディが多いです。この曲、どこかで聞いたことがありますが思い出せません。フィドルのソロも、ノルウェーやスウェーデンのように変則的な楽器ではなく普通のヴァイオリンですが、フィンランドらしいメロディを奏でています。最後のアコーディオンに至っては、ロシアの音楽に似た哀感も感じられます。
明日は所用のため、ブログはお休みしますm(_ _)m

3 Finnish Folk Music Instruments

Ievan Polkka (traditional finnish tune), guitar duo

Motellin Hämärässä by Konsta Jylhä - Folk music from Finland

Metsakukkia (Forest Flowers) Valssi, Finnish Folk

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2015年4月15日 (水)

Värttinä - live 2003 (Full concert 1h)

1時間にも及ぶヴァルティナのライブ映像がありました。2003年のエストニアでの映像のようですが、途中オカルトじみたような歌声が入ったりする部分もあり、彼女らの芸風も様々に変化していることが分りました。この恐い感じのヴォカリゼーションは一体何を表現しているのでしょうか? 他にも、色々な面が見れて、とても興味深い映像です。

Värttinä - live 2003 (Full concert 1h)

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2015年4月14日 (火)

アイタラと古いヴァルティナ

フィンランドのヴァルティナの歌声は、いくつ見ていても色々なルーツやアイデアが見えて飽きないのですが、そんな中から、昨日のSeelinnikoiという曲と同じ3人の素晴らしいコーラスと、1985年と言う古い時期のヴァルティナの演奏の2本を上げておきます。確かに後のメンバーの若い頃と思しき少女達が出てきます。実に楽しい2本です。

Värttinä - Aitara

Värttinä - Karjalan poikia

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2015年4月13日 (月)

再びヴァルティナ

気がつくと、ロシア連邦のウラル・アルタイ系巡りは、もう1ヶ月半になっておりました。そもそもフィンランドのヴァルティナを見てからだったのですが、覚えておいででしょうか?(笑) それ位、彼女らの歌には、北欧だけでないウラル系の故地の音楽文化も入り混じって、それらが重層的に聞こえて仕方なかったです。その数本を再度上げておきます。
特に一本目は、チェレミスなどの音楽にそっくりに聞こえます。二本目はロシアやブルガリアなどのスラヴ世界やバルト三国の合唱音楽にも似ています。この中では、三本目が一番スカンディナビアのトラッドらしく聞こえるでしょうか。

Värttinä - Matalii ja mustii

Värttinä - Emoni ennen

Värttinä - Seelinnikoi

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2015年4月10日 (金)

Songs of the Northern Caucasus (Mari, Kuvash, and Tatar)

そろそろスカンディナヴィアの方に戻らねば、と思いつつヴォルガ流域のテュルク系巡りが長引いています。タタールスタンの南のバシキールでも面白い映像が見つかったりして、きりがないので一応今日で打ち止めという事で、マリ(チェレミス)とチュヴァシ(Kuvashとありますがチュヴァシのことだと思いますが)とタタールの歌や音楽の聞き比べ映像を上げておきましょう。このロシア連邦の地図も、何度か引用した図でした。シベリア側(ウラル以東)のクラスノヤルスクやサハが如何に巨大かにも驚かされますが、ウラル以西のヨーロッパ・ロシアにおいてもモザイク状の複雑な民族構成が見られるだけでなく、音楽的にも実に多様なことや、ヨーロッパ・ロシアの中にこんなアジア的な旋律があることを知って頂けたら幸いです。

Songs of the Northern Caucasus (Mari, Kuvash, and Tatar)

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2015年4月 8日 (水)

Cecen kizi

加藤吉樹さんの今治でのコンサート、いよいよ明日になりましたので、一本上げておきます。オスマン帝国末期の大作曲家タンブーリ・ジェミル・ベイの名曲チェチェン・キュズ(チェチェンの娘)です。オスマン時代からサーカシアやチェチェンなど、北コーカサスからの移民もオスマン内には多くいて、この曲は可憐なチェチェンの娘を描写した曲でしょうか? この曲の解説を見かけた記憶が余りないのもので。加藤さんの師匠の常味さんもよく演奏されていました。この映像はつい数日前の演奏のようです。太鼓はダラブッカではなく北インドのタブラです。
明日はコンサート当日のため、ブログはお休みしますm(_ _)m

Cecen kizi

加藤吉樹(ウード)、ジャミーラ(Cemile Yildiz)(ウード)、四郎丸 喜代(フレーム・ドラム)、藤澤ばやん(タブラ):@永運院 2015年3月28日

3月20日のブログ
http://zeami-cd.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-8ea7.html

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2015年4月 7日 (火)

ペンタのタタール・ポップス

5音音階(ペンタトニック)のタタール民謡を探してみました。一本目は中国の旋律のようにも聞こえますが、オペラ的な発声で歌われています。2本目は同じペンタトニックでも、もっと色々な国で聞けるメロディ・ライン。中央アジア的なビデオも興味深いです。
より伝統的なタタール民謡のCDが最近ロシアのMelodiyaから出ています。録音は1960年ー1981年で、現在では聞けなくなってきている音源もあるのではと思います。

Volga Tatar Song - 'Kartaerga momkin tugel' - 720p (HD)

Tatar Müziği - Damira Saetova - Jezledem tabalmadym

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2015年4月 6日 (月)

タタール民謡

タタール民謡と言えば、新世界レコードのオムニバス(Chant du mondeの「USSRの旅」のダイジェスト)のラストを飾っていたような東洋的なペンタトニックを思い浮かべがちですが、今日のドンブラのような弦楽器伴奏の女性の歌は、カザフ民謡にかなり似通っています。メロディは色々ヴァリエーション豊かなようです。タタールの血を引くロシアの有名人は、他にレーニンやバレエのルドルフ・ヌレエフがいますが、意外にもロシア文化の中心に名を残している人が多いことに驚かされます。そう言えば、文豪トルストイは若い頃、タタールスタンの首都カザンのカザン大学東洋学科に学んだそうです。『コサック』や『コーカサスの虜』などは、その影響でしょうか。(彼はタタールの血は入ってないようですが)

Mishär Tatar Folk Song - 'Saularmysyz' (Саулармысыз)

Damir Gulnara Volga Tatar Wedding In Kazan

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2015年4月 3日 (金)

ヴォルガ・タタール

チュヴァシと並んでヴォルガ・ブルガールの末裔とも言われるヴォルガ・タタールは、テュルク諸語の中で北西語群に属し、キプチャク語群とも呼ばれますが、ブルガール語の影響が見られるそうです。隣接するバシキールはもちろん、大分離れたクリミア・タタールやコーカサスのテュルク系(カラチャイ・バルカルやクムク、カライム他)とも言語的に近いようです。歌の方は、カザンのタタールと題する方がロシア的なのに対し、2本目は本来のタタール民謡に聞こえます。タタールの血を引く音楽家で有名なのは、ラフマニノフとグバイドゥーリナで、両者の音楽にタタール的な部分が含まれているのか、というのも気になるテーマです。

Qazan Tatars - Volga Bulgars (Tugan yak / Native land) - Tatar song

Volga Tatar Folk Song - 'Sak-sok' bäete (Сак-сок бәете)

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2015年4月 2日 (木)

チュヴァシ語の話

チュヴァシ語は、トルコ語と同じく、アルタイ諸語のブランチのテュルク諸語には入りますが、今でも話者の多いメジャーなオグズ語群(トルコ語、アゼルバイジャン語、トルクメン語、ガシュガイ語等)ではなく、今では死語が多いブルガール語群(オグール語群とも)に入ります。ほとんど唯一今でも話されているブルガール系の言葉で、トルコ語とはかなり違った響きがあります。他のオグール語群の言葉は、ユダヤ教徒が多かったと言われるハザール帝国のハザール語、ゲルマン民族大移動を誘発したことで有名なフン族のフン語、テュルク・アヴァール語などです。こう並べただけでも、歴史の波に消えていった民族が多い中で、ヴォルガ・ブルガールの言葉を今に伝える稀な言語であることが分ります。余談ですが、ブルガール人が西進して現在のブルガリア人の先祖になっていることも大分前に触れたことがありました。ブルガリア語はスラヴ化しましたが、オスマン帝国のバルカン支配後、トルコ語の語彙が多く取り入れられました。

National Chuvash Day

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2015年4月 1日 (水)

SURHURI "Sheep Leg" is the New Year Celebration among Chuvash

チュヴァシに戻ります。今日の一本で話されているのは、ロシア語に聞こえないので、チュヴァシ語ではと思われます。音楽ではなくても、新年を祝う子供達のこんな映像に、独自の民族文化を感じます。チュヴァシだけでなく、北バシキールにもあるのだとか。子供達の話す言葉の抑揚と戯れる様子など、実に興味深いです。番組名にSruhuri Masqueradeとありました。マスケラードと言えば、仮面舞踏会のような意味ですが、さしずめチュヴァシ版なまはげと言って良い様な、「ふるさとの伝承」なのでは。

CHUVASH: Surhuri

SURHURI "Sheep Leg" is the New Year Celebration among Chuvash. Some Northern Bashkirians have a similar holiday with the same name (Harkayaq).
The symbolisms of holiday are common for Eurasia, they find meaning and realizations in cultures of Middle East, Central Asia and Europe too.
Because of calendar changes in Russia the dates and rituals of Chuvash holidays were confused with each other.
Originally Surhuri is the New Year Celebration. It starts by Orthodox tradition celebrated on January 13. Chuvash would symbolically rid themselves of evils of last year and like in Middle East the symbol of New Year would be budded grains.
Youngsters dress up as evil (Şvetke) and "trick or treat" villagers. The hosts are supposed to treat with some nuts, when there were no nuts the would bake special pastry. With Christianity the tradition of singing Christmas songs came. In the video you see an interpretation of holiday with traditional elements of bribing, fortune telling and lots of fun!
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An episode of Marina Kariagina's film "Surhuri Maskari" (Sruhuri Masquerade)

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