タタール民謡
タタール民謡と言えば、新世界レコードのオムニバス(Chant du mondeの「USSRの旅」のダイジェスト)のラストを飾っていたような東洋的なペンタトニックを思い浮かべがちですが、今日のドンブラのような弦楽器伴奏の女性の歌は、カザフ民謡にかなり似通っています。メロディは色々ヴァリエーション豊かなようです。タタールの血を引くロシアの有名人は、他にレーニンやバレエのルドルフ・ヌレエフがいますが、意外にもロシア文化の中心に名を残している人が多いことに驚かされます。そう言えば、文豪トルストイは若い頃、タタールスタンの首都カザンのカザン大学東洋学科に学んだそうです。『コサック』や『コーカサスの虜』などは、その影響でしょうか。(彼はタタールの血は入ってないようですが)
Mishär Tatar Folk Song - 'Saularmysyz' (Саулармысыз)
Damir Gulnara Volga Tatar Wedding In Kazan
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