マズルカとオベレク
昨日の2本目の動画のコメントに「これはマズルカではなく、オベレクでは?」と書いている人がいました。より速いテンポの「オベレク(Oberek)」と、ゆっくりとしたテンポの「クヤヴィヤック(Kujawiak)」の2つは、どちらもマズルカに似た舞曲ですが、いずれも4分の3拍子を基本とする、となっています。「基本とする」という箇所にひっかかりました。今日の2本目は「ポーランド中部マゾウシェ地方のマズルカ」のようですが、これは偶数拍子に聞こえます。この例外的な?マズルカが海外に渡って偶数拍子の踊りが生まれたのでしょうか?
Mazurek
Mazurek
Oberek
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コメント
2番目の動画のダンスはKlapokです。こうやって手を打ち合わせるダンスで、マズルカの類ではありません。Mazurkaの人気はマイナーチェンジ程度にしか変化を起こさない伝播だったと言えると思います。(フランスが一番変化が大きいかな。。)
投稿: iTrad_dancing | 2020年3月28日 (土) 01時42分
iTrad-dancing様
有難うございます。クラポクの前にあるポーランド語のczyというのが気になります。Mazurekとマズルカは同義ではないのでしょうか。
投稿: Homayun | 2020年3月28日 (土) 10時54分
調べたら"or"ですね。う~ん、タイトルもQuiz~?ですし、アップロードした人も分かってないのでは。ちなみにクラポクはこんなダンスです。
https://www.youtube.com/watch?v=gHKilxkkZXs
https://www.youtube.com/watch?v=Juq-rrQg7m8
投稿: iTrad_dancing | 2020年3月28日 (土) 15時09分
後半の疑問にお答えしますと、ポーランドでは mazur, oberek, kujawiak, など同じ系統のダンスをまとめて mazurek と言うと聞いています。ショパンらクラシックの作曲家がmazurka として広め人気が出てしまったので、民俗的に理解・把握しようとしても混乱するのは仕方ありません。それぞれの国にそれぞれの mazurka がありますから、共通点を見て音楽の時間的空間的な旅に想いを馳せるのも楽しみです。余談ですが、ポルカはもっと凄いですよ。
投稿: iTrad_dancing | 2020年3月29日 (日) 01時15分
iTrad_dancing様
有難うございます。そうなんですね。いよいよ紛らわしいです。ショパンのマズルカは昔から好きで、60余りの全曲を通して聞くこともあります。スペインの音楽とD.スカルラッティもそうですが、このポーランドの舞曲はショパンのあの曲と似てると思いながら聞くのは楽しみです。
czyはオアですか。ロシア語は多少分かりますが、ポーランド語は同じスラヴ系でもかなり違います。
ポルカは、ガイ・クルセヴェクのバンド名を見てもそんな気はしていました。
投稿: Homayun | 2020年3月29日 (日) 11時38分
インターネット時代になって好奇心が満たされる様にはなりましたが、情報に振り回される事も多くなりました。😅
少しはお役に立てたなら幸いです。これからも世界の素晴らしい音楽をご紹介ください。
投稿: iTrad_dancing | 2020年3月29日 (日) 14時59分