クーラントの踊り
アルマンドについては「17世紀には作曲家によってテンポにある程度の自由度がある4拍子の舞曲にされた。 その後の作曲家たちは自由な発想でアルマンドをとらえ、対位法を取り入れたり、さまざまな幅のテンポのものが作曲された。」とウィキペディアあるように、元の舞曲からは離れていっていると見て良いのでしょう。アルザスで最初に見た踊り辺りが、オリジナルの流れを汲む、近いものかも知れません。
一方、 バロックの組曲でアルマンドとサラバンドの間におかれるクーラントに関しては、よりはっきり分る舞踊の映像がありました。バロック組曲の最後に置かれるジーグと並んでテンポの速い曲のイメージが強く、一般に3拍子のフランス風舞曲とされますが、イタリアにもあってコッレンテと呼ばれていました。一本目の宮廷舞曲のようなのが最もバロックのクーラントのイメージに近いですが、2本目は随分とテンポがゆっくり目です。今回もマイスキーの演奏でJ.S.バッハの無伴奏チェロ組曲3番のクーラントと並べてみます。
Courante
Courante Dance
Bach - Cello Suite No.3 iii-Courante
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