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2015年12月11日 (金)

Gazi Giray Hanのペシュレヴ

昨日10日は、予定通りFMラヂオバリバリのポレポレチロリンゴールドで、Al Surのウルヴィ・エルグネルの盤もかけました。冒頭を飾っているGazi Giray Han作曲とされているマーフール旋法のペシュレヴが非常に印象的で、オスマン古典音楽の典型のようにも聞こえるこの曲を中心に進めました。この盤のクドゥシ・エルグネルの解説によると、Gazi Giray Han(ガジ・ギレイ・ハーン 1554-1607)は、チンギス・ハーンの末裔で、クリミア汗国の13代目。トルコの支持によりハンになったという経緯からでしょうか、オスマン古典音楽の曲も残している軍人音楽家でした。勇猛な軍人でありながら、偉大な作曲家でもあり、様々な楽器も演奏できたそうです。youtubeで始めて肖像画らしき絵を見ましたが、ここまでアジア的な風貌の人だったとは、ちょっと驚きでした。youtubeにはマーフール以外の旋法のペシュレヴ(器楽による前奏曲のような楽曲)も上がっていました。

Nihavend Peşrev (Gazi Giray Han)

Mahur Peşrev - Bestekârı: Gazi Giray Han #GönülMakamı

上記ウルヴィ・エルグネルの盤に入っていたマーフールのペシュレヴですが、タンブールとベンディールだけの演奏で、曲の前にタンブールのタクシーム(即興)付です。微分音を弾き分ける微細なフレットの付いた超長棹のタンブールの演奏がよく確認できます。

Tatar Han Gazi Giray - Mahur pesrevi

オーケストラ伴奏つき

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コメント

ギレイの語はモンゴル時代に名高いケレイト族にちなむそうですね。(杉山正明/北川誠一「世界の歴史9 大モンゴルの時代」 239頁)

投稿: 白いりんご | 2015年12月12日 (土) 18時57分

白いりんご様
いつも貴重な情報を有難うございます。ずっとギライと読んでいましたが、最近調べたページでギレイとなっていたので、それにならいました。今後間違えないようにしたいと思います。

投稿: Homayun | 2015年12月14日 (月) 18時19分

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