« 2015年11月 | トップページ | 2016年1月 »

2015年12月

2015年12月30日 (水)

私の国(Mon País)

何かオック語の特徴のよく分るサンプルはないか探していました。今日の「私の国(Mon País)」と題する一本は、オクシタン音楽の素朴な美しさと語感共に味わえる佳曲です。L'hymne de toute l'occitanie, un des plus beaux chants occitansというコメントもありました。La Talveraというのがグループ名でしょうか?
画面にオック語とフランス語の対訳字幕が出ています。こうして並べると、フランス語だけでなく、スペイン語やイタリア語にも近い部分が見えてきます。南仏オクシタン(オクシタニア)と言えば、北は内陸のオーヴェルニュから南はプロヴァンス、西はトゥールーズからアキテーヌまで、東はニースまで入る広大な地域。多彩な地方文化だけでなく、中世には異端カタリ派が栄えたことでも知られているかと思います。またおいおい探してみます。リンクから出てきた男性の歌もなかなか良いので一緒に上げておきます。
明日はアップは出来ないと思いますので、一日早いですが、皆様良いお年をお迎え下さい。

Mon País.fr

Los de l'Ouzom Adishatz

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年12月28日 (月)

フランスの45の地方語

フランスに戻ります。北フランスの伝統音楽を調べつつも、バロック期の宮廷舞曲を昇華させたJ.S.バッハ作品を見るくらいで終っていて、現在形はなかなか見つかりませんでしたが、南フランスのオック語圏になると色々CDも出ているように、地方音楽の形が明瞭に見えてきます。オクシタン(またはオクシタニア)の伝統音楽を探索する前に、とても興味深いサンプルがありましたので、上げておきます。
「フランスの45の地方語」と題する一本、それぞれの地方の言葉を聞くことが出来ます。オック諸語だけでなくオイル語圏も全てあります。2つの大きな言語群の中では、方言程度の差ではないかと思いますが、どうなのでしょうか。オック語というのは、フランス語(オイル語系統)よりも、スペイン北東部のカタルーニャ語の方に近いそうです。

45 langues régionales de France [audio]

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年12月21日 (月)

トルクメニスタンの女性歌手

今日はトルコなりクリスマスなりのyoutubeを選んでいる余裕がないので、、先日あるお客様からお問い合わせ頂いたトルクメニスタンの女性歌手の情報want!を持って今日のブログと致します。この歌手について何かお分かりになる方がいらっしゃいましたら、是非教えて下さい。CDが出ているかとか、プロフィールなどです。「ライラとマジュヌーン」以来、イスラーム圏にレイリという名前の女性は、星の数ほどいると思いますので。

Leyli - Untitled

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年12月18日 (金)

出店のお知らせ~ゼキ・ミュレンも

まず催しへの出店のお知らせです。明後日20日のバリパサールに出店します。28番でエントリーします。お近くの方はぜひ! どんどび芝っち広場(今治大丸跡地)で11〜20時です。宜しければ是非お越し下さい。
10月に初めて出ましたが、一部で大好評だったそうで、再びお声掛け頂きました。(11月は行きたいコンサートがあって欠席しました)
寒いのは苦手ですが(笑)、頑張ります。

12079512_867342240028034_3009409554

オスマン・トルコの大作曲家イスマイル・デデ・エフェンディ(1778-1846)の名歌、Yine Bir Gul Nihalですが、20~30年位前の一部リスナー間でのトルコ歌謡ブームの頃から日本でも人気のあった男性歌手ゼキ・ミュレン(1931-96)も、この曲を歌っていました。トルコ古典音楽の流れを継ぐ歌謡、サナートの名歌手で、1951年にラジオでデビュー後、国営ラジオの専属歌手として15年歌い、全盛期は1955年から63年の間と言われています。今日の歌唱はおそらくその頃の録音でしょうか、まだ女装されてないようです。

Zeki Müren | Yine Bir Gülnihal

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年12月17日 (木)

タンブール弾き語りの Yine Bir Gul Nihal

デデ・エフェンディのYine Bir Gul Nihalを、タンブール弾き語りで歌っている映像がありました。女性歌手Ayca Yesim(アイジャ・イェスィム)の歌唱です。この楽器は棹がとても長く、トルコ音楽の微細な音程(9分の1音)を表現できるように、フレットが沢山ついています。タンブールは専門ではないようですので、タンブール奏者オゼル・オゼルの独奏も一緒に上げておきます。ヴェリ・デデ作曲のヒジャーズ・ヒュマーユン旋法のサズ・セマーイ(10拍子が特徴的な楽曲形式)を弾いています。右手のメズラブさばきや、独特な装飾技巧もよく分ります。

Yine bir gulnihal - Soyleyen: Ayca Yesim

Özer Özel - Hicaz Hümayun Saz Semaisi

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2015年12月16日 (水)

Yine Bir Gul Nihal 再び

オスマン・トルコの大作曲家イスマイル・デデ・エフェンディ(1778-1846)の名歌、Yine Bir Gul Nihalについては、8年前に当ブログを始めて以来、何度も触れたように思います。「再び」というか、4,5回目かも知れません(笑) Mutlu Torunのウード教本で、移調して何度も登場することや、キルギス在住だったFさんに歌詞を訳して頂いて、その大意を載せたこともありました。この曲について語り尽くした感はありますが、久々に昨日のリンクの中にネスリン・スィパヒの歌唱をみかけましたので、今日また取り上げておきます。youtubeの高評価111に対し、低評価が0です! 彼女の歌唱は、ドイツのCMPから昔出ていたシャルク(トルコ古典歌曲のような形式)の名盤が強く印象に残っています。典雅で艶っぽい歌声が素晴らしく、オスマン時代を髣髴とさせる名歌手の一人だと思います。

Nesrin SİPAHİ-Yine Bir Gül Nihâl Aldı Bu Gönlümü (RAST)R.G.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年12月15日 (火)

Dede Efendi の名曲

もう少しトルコの音楽を続けます。先週木曜の放送でガジ・ギレイ・ハーンと並んでかけた中に、大作曲家イスマイル・デデ・エフェンディ(1778-1846)の曲がありました。Yine Bir Gul Nihalなどでしたが、トルコSonyのトルコ古典音楽作曲家シリーズのデデ・エフェンディ編の収録曲がyoutubeにありました。これまた3拍子の魅力的な一曲です。この艶美な歌声、ウムット・アキュレクのような気もしますが、CDが手元にないため確認が出来ておりません。

Dede Efendi - Ey büt-i nev edâ olmuşum müptelâ

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2015年12月11日 (金)

Gazi Giray Hanのペシュレヴ

昨日10日は、予定通りFMラヂオバリバリのポレポレチロリンゴールドで、Al Surのウルヴィ・エルグネルの盤もかけました。冒頭を飾っているGazi Giray Han作曲とされているマーフール旋法のペシュレヴが非常に印象的で、オスマン古典音楽の典型のようにも聞こえるこの曲を中心に進めました。この盤のクドゥシ・エルグネルの解説によると、Gazi Giray Han(ガジ・ギレイ・ハーン 1554-1607)は、チンギス・ハーンの末裔で、クリミア汗国の13代目。トルコの支持によりハンになったという経緯からでしょうか、オスマン古典音楽の曲も残している軍人音楽家でした。勇猛な軍人でありながら、偉大な作曲家でもあり、様々な楽器も演奏できたそうです。youtubeで始めて肖像画らしき絵を見ましたが、ここまでアジア的な風貌の人だったとは、ちょっと驚きでした。youtubeにはマーフール以外の旋法のペシュレヴ(器楽による前奏曲のような楽曲)も上がっていました。

Nihavend Peşrev (Gazi Giray Han)

Mahur Peşrev - Bestekârı: Gazi Giray Han #GönülMakamı

上記ウルヴィ・エルグネルの盤に入っていたマーフールのペシュレヴですが、タンブールとベンディールだけの演奏で、曲の前にタンブールのタクシーム(即興)付です。微分音を弾き分ける微細なフレットの付いた超長棹のタンブールの演奏がよく確認できます。

Tatar Han Gazi Giray - Mahur pesrevi

オーケストラ伴奏つき

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2015年12月 8日 (火)

ウルヴィ・エルグネルのネイ

年末と言うことで、忘年会やら即売やらラジオ出演やらその他色々ありまして、その準備等でアップが不規則になっていますが、まだ続くと思いますm(_ _)m  即売は20日の今治どんどび芝っち広場での催し、バリパサールに出店(11時~20時)します。10月に続いて2回目です。ご都合宜しければ是非お越し下さい。
明後日10日20時からは2時間、ラヂオバリバリのポレポレチロリンゴールドに出ます。今回で4回目です。前と同じでサイマルラジオかスマホのアプリのTuneinを使えば、世界中どこでも聞けます。次の番組の方がお休みと言うことで、2時間ぶっ通しになりました。前回少しの紹介で終わった新内や謡曲から始めて、後半は色々かけようかと思いますが、このウルヴィ・エルグネルの名盤も予定しています。リリースは23年前で、今は無きAl Surから出ていました。80年代ワールドミュージック・ブームの立役者の一人、クドスィ・エルグネルの父上ウルヴィ中心のオスマン・トルコ古典音楽の名演です。向田邦子のTVドラマ「阿修羅のごとく」に使われたトルコ軍楽にも近い音楽です。後は何かリクエストがあって音源を持っていたら、それもかけるようにします。リクエストもお待ちしております。(クリスマスに近いのでチェロを持ち込んで弾いたりもありでしょうか)
今日のyoutubeは、父のネイ独奏によるウッシャーク旋法のタクシーム(即興)と、息子クドゥシ・エルグネルが父を思って演奏していると思われるUlviの2本です。クドゥシ・エルグネルは、昔は大体クツィ・エルグネルと表記されていました。本当はアルスール盤のような合奏が良かったのですが、youtubeは見当たりませんでした。1974年に50歳の若さで亡くなっているので、映像もほとんどないのかも知れません。息子の演奏、とても心に沁みる演奏です。

Ulvi

Uşşak Taksim - Ulvi Erguner

"Ulvi" -- Kudsi Erguner

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年12月 3日 (木)

ヴァイオリンでのクーラント

ヴァイオリンでのクーラントでもダンスの伴奏をしていたりするのがあれば面白いのですが、なかなかそこまでは出てきません。チェロと違ってベース音がないので、ビートを感じにくいため、ダンス伴奏には余り使われないということでしょうか? J.S.バッハの無伴奏ヴァイオリンのパルティータ2番のクーラントは、長大かつ深遠なシャコンヌの前置き曲のような感じで余りスポットが当らないのが残念ですが、舞曲の面から聞き直してみるのも一興です。ギターとのデュオの方ははっきり思い出せない曲ですが、こちらもなかなかの好演です。原曲はヴァイオリンとチェンバロのソナタでしょうか? 曲名の表記がなく、ぱっと思い出せません。

Clayton Haslop - Bach Partita Nr. 2: Courante

Courante by J.S. Bach, (violin and guitar)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年12月 2日 (水)

バレエと6番のクーラント

つい先日私自身がモダンダンスの伴奏でJ.S.バッハの無伴奏チェロ曲を弾いたため、とてもリアルに感じた一本です。音域の広さ故、最も難しい第6組曲のクーラントの伴奏でバレエ。面白い試みです。因みに、私が弾いたのは第3組曲のサラバンドとジーグ、第5組曲のジーグの3曲でした。クラシック、コンテンポラリーのいずれも合うと思います。本来舞曲ですから、合うべきなのでしょう。ヨーヨー・マは2回目の無伴奏チェロ録音の前後に、第5組曲で歌舞伎の舞踊との共演も果たしました。

Bach Cello Suite No.6 Courante

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年12月 1日 (火)

クーラント(チェロとリュートによる)

J.S.バッハのクーラントの良い演奏が幾つかありました。どちらも無伴奏チェロ組曲の中の曲で、教則シリーズ「チェロ・ジャーニー」の方は無伴奏チェロ組曲1番のクーラント、リュートによる演奏の原曲は無伴奏チェロ組曲5番のクーラントです。チェロ・ジャーニーの方が生き生きとしたリズムで弾いていて、本来舞曲であることをよく表現していると思います。リュートは、まず楽器の美しさに見惚れてしまいました。

Cello Journey #16, October 2, 2006, Bach Courante

Courante BWV 995 J.S.BACH/Xavier Díaz-Latorre, lute

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2015年11月 | トップページ | 2016年1月 »