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2016年1月

2016年1月28日 (木)

Mystics of Southern France: Music of the Cathars

「南フランスの神秘:カタリ派の音楽」と題された今日の一本は、カタリ派の受難の歴史や、トゥルバドゥールとの繋がりなど、これまで見てきたことがコンパクトにまとめられていて、合唱中心の音楽がとても美しく印象的です。結局今現在、カタリ派の末裔がいるのかどうかはよく分らないままで、他のグノーシス派との関係など、非常に気になる映像もまだまだ出てきますが、とりあえずこの後はトゥルバドゥールや、現在の南仏の伝統音楽を個別に見ていこうと思います。

Mystics of Southern France: Music of the Cathars

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2016年1月27日 (水)

Historia de los Cataros

一昨日はうっかり日付を跨いでしまいまして、昨日もアップすると1日2件になるためお休みしました。カタリ派関連の動画は余りに多くて困るほどですが、今日のスペイン語版「カタリ派の歴史」は、南フランスだけでなくスペイン北東部やイタリア北西部にも広まった歴史を紹介しているようです。中世音楽の華であるトゥルバドゥール(吟遊詩人)の音楽も、カタリ派抜きには語れないようです。

Historia de los Cátaros.wmv

Historia delos Cátaros2.wmv

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2016年1月26日 (火)

モンセギュールとカルカソンヌ

最強寒波や31日の催しのリハなどがありまして、また少しアップ出来ませんでした。
南仏で中世に広まった異端カタリ派は、アルビジョア十字軍により壊滅されたとされていますが、ウィキペディアには「1330年を過ぎると異端審問所の資料からカタリ派の名前は消えていった。信徒たちは山中や森に逃れ、各地へ離散していった。」とありました。と言う事は、細々と継承されて、「オクシタンのスピリット」として生き続けていたのでしょうか。そうかも知れないと思えるような動画がとにかく多いです。
今日の2本は、最後まで抵抗し続け、遂に200名以上のカタリ派信徒が火刑に処されたモンセギュールと、カタリ派の追放を描いた絵画で有名なカルカソンヌの映像です。前者には「我々の父 カタリ派の歌」とあります。スペイン語のようです。

Esclarmonde de Montségur - Music video clip - "Padre nostre" cancion de los cataros

Le Pays Cathare: la Cité de Carcassonne

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2016年1月20日 (水)

カタリ派の音楽

昨日のリンクからはConsolamentという曲をアンサンブル名にしたグループや、カタリ派の聖歌、更にはカタリ派やボゴミル派のルーツに当るペルシア起源のマニ教などのグノーシス主義との関係にも触れているのではと思われるドキュメンタリーなど、夥しい数の映像が見つかり、正直びっくりしました。13世紀のローマ教皇の呼びかけによるアルビジョア十字軍の弾圧により壊滅したと言われるカタリ派ですが、細々と現代に引き継がれていたということでしょうか。あるいは、一種の復興運動でしょうか。

The Best Music of Cathars songs - Consolament Ens.

Hymn of the Cathars - Le Bouvier (432hz)

Gnosis - Gnostics Cathars, the True Christians | Documentary

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2016年1月19日 (火)

カタリ派の悲劇

オクシタンと言えば、実は最も気になるのは、中世の異端カタリ派の文化が、どんなところに残っているのか、あるいは影響を与えているのかという点なのですが、昨日は余りの寒さにブログは書けずでした。カタリ派はフランス語でcatharesと綴りますから、試しにmusiqueと合わせて検索してみると結構色々と出てきました。ヴィオラ・ダ・ガンバの名手として知られるスペイン古楽界の大御所ジョルディ・サヴァールの、La tragédie Cathare(カタリ派の悲劇)と題する演奏がまず目に留まりました。アルバムの収録曲が興味深く、ブルガリアのタクシームから始まり、アルメニアのドゥドゥクが見えたり、ユダヤ神秘主義のカバラが出てきたり、東方の様々な音楽を経巡っているように見えます。これはやはりカタリ派が、グノーシス派の流れを汲むブルガリアのボゴミル派の影響を強く受けていることを踏まえてのことなのでしょう。Consolamentという曲は、Cathar prayer(カタリ派の祈り)と題する、正にピンポイントの一曲。

Le Royaume Oublié - La tragédie Cathare - Jordi Savall - CD 1.

1. Musique Bulgare - Taksim & Dance 0:00
2. Veri dulcis in tempore - Anonymous, Codex of 1010 5:09
3. Plainte Instrumentale I (Drums & Duduk) 9:07
4. Les Trois Principes, alef, mem, shin (Cabbalistic text from the Book of Creation) 10:23
5. Reis glorios Instrumental (Drums, Bells, Medieval harp) 17:18
6. Paire sant - Text recited in Occitan 18:30
7. En to stavro pares tosa -Anonymous Byzantine chant 18:54
8. Fanfare de Croisade (Instr.) 22:05
9. Taksim & Andalusi Dance Mawachah Chamoulo - Anonymous 24:16
10. Instrumental lament II (Duduk & Kaval) 29:04
11. Pos de chantar, Cançon- Guilhem de Peitieu 30:53
12. A chantar m'er de so - Countess (Beatritz) of Dia 36:56
13. Letter from Eberwin of Steinfeld to Bernard of Clairvaux - Recited text 43:51
14. Mentem meam ledit dolor - Anonymous 46:09
15. Ave generosa (Inst.) - Hildegarde von Bingen 53:09
16. Consolament (Cathar prayer) - Recited and sung text 57:00
17. Funeral march (Drums) 57:50
18. Heu miser (Instr.) 58:47
19. A per pauc de chantar - Peire Vidal 59:09
20. Innocent III is Pope (1198-1216). Bells / "Publicains" are burned at Troyes. Drums 1:03:22
21. Chant de la Sybille Occitaine "Ell jorn del judizi" - Anonymous 1:04:24

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2016年1月15日 (金)

Forabandit フォラバンディト

南仏オクシタンで出会った東西の音楽を演ずるグループ、フォラバンディト(多分この発音で近いと思いますが)の演奏をアートワークで選んでみましたが、今日の2本も大当たり。一本目は、異端カタリ派が南仏に広まって以来、吟遊詩人トゥルバドゥールの歌に女性崇拝が入ったとも言われますが、そんなイメージを彷彿とさせるようにも見えます。どちらも、とても興味深い音を放っています。イランのトンバクは、シェミラーニ一族の手にかかると、ギリシアや南仏など地中海沿岸の音楽に不思議と馴染む太鼓に変身します。

Forabandit - Cançion

Forabandit - Neydik Biz

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2016年1月13日 (水)

Forabandit

昨日指を痛めまして、入力し辛いのでブログはお休みしておりました。年末からお蔵入りしていたオクシタンの音楽の方にそろそろ移ろうと思います。ガスコーニュや地中海側の女声合唱など興味深い音楽は色々ありますが、まず近年一部で注目されているオック音楽グループ、Forabanditの映像を見てみます。Sam Karpienia : mandoloncelle, vo、Ulas Ozdemir : baglama, vo、Bijan Chemirani : zarb, percussionsという、風変わりなトリオ編成のグループで、彼らのフランスのBuda盤には「オクシタンのトルバドゥールとアナトリアのアシュクの豊穣な対話」と帯が付いていました。東西の吟遊詩人文化がフランスで出会い、そこにイランのトンバクが入るという面白い試みです。彼らの奏でるのはオクシタンの素朴なフォークミュージックではなく、古くより東方の文化とも接点のあったオクシタン(オクシタニア)の複雑な文化背景を鮮烈に表現するような音楽です。

Forabandit - Leylâm Mevlâm

Forabandit - Nouvel album "Port"

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2016年1月 8日 (金)

箏曲 六段

松の内は昨日までですが、もう一日延ばして筝曲で最も有名な六段の演奏を見てみます。江戸時代初期の八橋検校の作曲と言われるこの美しい曲には、落ち着いた日本的情緒のエッセンスが詰まっているように思います。これ程の演奏の手元をよく確認できて、しみじみとした感銘をより深めます。
筝を弾く人から、「山田流」の琴の音色なのに、爪が「生田流」なのが分らない、と突込みが入っています。私は三味線は多少分りますが、筝は触ったことすらないので、真偽の程はよく分りませんが、とにかく見ていて筝の奏法と音色の多彩さに驚くばかり。もし目の前で聞けたら、聞き惚れるばかりか、見蕩れてしまうと思います。

箏曲 六段

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2016年1月 7日 (木)

宮城道雄の名曲シリーズPV第4弾<春の海>

七草粥を食べて、今日で正月気分も終わりという印象の7日。今年は新年早々鍵トラブルがあって、今日は早7日か!と驚きました(笑)
「春の海」のオーソドックスな筝と尺八による演奏は、意外に動画で上がってないので、今日の映像はとても嬉しい限り。しかも、「宮城道雄の世界」を表現する、宮城合奏団(www.miyagikai.gr.jp)有志による演奏とのこと。素晴らしい演奏です。ヴァイオリンとピアノでは、ほぼ完全にピアノが伴奏に回っている印象でしたが、筝と尺八では、やはり筝が主役というのがよく分ります。

Japanese Koto 春の海/Haru no Umi (Spring Sea) Composer/作曲者 Michio Miyagi/宮城道雄

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2016年1月 6日 (水)

Haru no Umi (Violin and Piano)

例の全音の楽譜と全く同じかどうか確認はしておりませんが、ヴァイオリンとピアノによる「春の海」はこんな感じです。良い演奏です。東方的な音楽伝統のあるギリシア系のヴァイオリニストだからでしょうか、日本の音楽にとても馴染んでいて、アン・アキコ・マイヤーズの演奏より良いと思いました。Composed by Miyagi Michio (1894 - 1956) Performed at the Sapporo Kitara Concert Hall, Hokkaido, Japan in 28 November 2007.  Violin: Stelios Chatziiosifidis  Piano: Aleksander Szram

春の海 -- Haru no Umi (Violin and Piano)

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2016年1月 5日 (火)

春の海 宮城道雄自作自演

遅れ馳せながら、あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致しますm(_ _)m
やっと重い腰を上げて(笑)、毎年恒例の「松の内」邦楽です。べたではありますが、春の海を。宮城道雄自身の演奏です。「春の海」の演奏は無数にありますが、やっぱり本家本元には絶対叶わないと思わせる気品溢れる名演です。この吉田晴風の尺八との演奏が特に有名ですが、フランスの女流ヴァイオリニスト、ルネ・シュメーとの共演もよく知られています。(私も全音のヴァイオリン譜で弾き初めしてみました)
ヴァイオリンのヤッシャ・ハイフェッツ、ピアノのアルトゥール・ルービンシュタインとの名コンビで知られる名チェリスト、グレゴール・ピアティゴルスキーも、ちょうど1929年の初演の頃にこの曲を知って興味を持ち、宮城道雄も見守るコンサートで演奏したそうです。ピアティゴルスキー(ローゼン師匠の先生)の録音があるかどうかは不明ですが、上記の録音等は古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「春の海 大饗演」 (2枚組)やノイズレスSPアーカイヴズのシリーズなどに収録されています。

春の海 宮城道雄自作自演

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