Di Provenza il mar, il suol
プロヴァンスと聞くと、まず思い出すのは、実はこの曲だったりします。ヴェルディの歌劇「椿姫」の中で、ヴィオレッタに裏切られたと思い込んだアルフレードを、彼の父ジェルモンが「故郷のプロヴァンスに帰ろう」となだめるアリア「プロヴァンスの海と陸」(Di Provenza il mar, il suol)です。バリトンの深々とした美声は、プロヴァンスの美しい風光をよく表しているように思います。(行ったことはないのですが(^^;(笑))
高校時分に最初に聞いたのが、マリア・カラスのヴィオレッタ、ジュゼッペ・ディ・ステファノのアルフレード、エットーレ・バスティアニーニのジェルモンで、指揮は若き日のカルロ・マリア・ジュリーニ、ミラノ・スカラ座管弦楽団の1955年のライブ録音でした。モノラル録音ですが、今でもこれ以上のトラヴィアータ(椿姫)は聞いたことがありません。youtubeは、正にこの録音の中のバスティアニーニの名唱。
Traviata - Di Provenza il mar, il suol - Ettore Bastianini
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