リムーザンのバグパイプと宗教的伝統歌
しばらくバタバタしていてアップできず、更に今日はかなり書いてから何故かエラーが起きて内容が全て消えてしまったため、日付を跨ぎました。
リムーザン地方の伝統的な歌も色々と出てきました。目立つ楽器はバグパイプで、その伴奏でカトリック聖者と思しきSaint Martial(サン・マルシャル)を讃える歌を歌っていますが、老若男女の歌声の熱さが印象的です。こういう歌は、随分と北フランスの音楽とは違う印象です。リズムが8分の9拍子で取れるように聞こえますが、これはフランス起源とされているブーレやクーラントとは違うように思います。サン・マルシャルで調べてみると、古楽の有名な写本があるそうですが、ここで歌われているのは、その一曲なのでしょうか? リモージュはリムーザンの首府で、この地方は中部フランスですが、オクシタン(南フランス)に入り、リムーザン語は北オック語に入るようです。以下はこちらから
サン・マルシャル楽派は、南フランスのリモージュにかつて建てられていたサン・マルシャル(St. Martial)修道院に残されていた1100年頃と見られるトロープス集の写本から、その修道院を中心に装飾の多いオルガヌムを作曲して初期の多声音楽を発展させたと推定されている人々の事である。
Chanson de la Saint Martial en patois Limousin
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