フォーレのピアノ四重奏曲第2番
南仏の風土を思わせる曲を残した作曲家に、他にはフォーレがいますが、特にピアノ四重奏や五重奏は薫り高い代表作として有名です。実際に彼の出身はラングドックのピレネーに近いアリエージュ県で、ピアノ四重奏曲第2番の3楽章では「幼いころアリエージュ県フォワ近郊にあるモンゴジの渓谷で聞いた微かな鐘の音の思い出」を描写しているようです。全楽章極めて美しいですが、とりわけ第3楽章は印象的で、私も個人的にはピアノ四重奏曲第2番を30年余りフォーレの室内楽では一番愛聴してきました。ユボー、ガロワ=モンブラン他のエラート盤がLPの頃からの定番でしたが、近年のカピュソン兄弟他の演奏も特筆すべき名演です。今日の映像は、そのカピュソン兄弟他の演奏。
Fauré - Piano Quartet No. 2 Op. 45 - Allegro molto moderato - Live at Wigmore Hall
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