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2016年4月14日 (木)

ゼアミdeワールドのオープニング曲

ゼアミdeワールドのオープニングに使っているのは、オコラのmusique persaneの一曲目ですが、youtubeには伴奏者違いの演奏が上がっています。CALTEXからも同じ曲Negah Garme Toが出ていたので、おそらく同じパーソネルではないかと思います。イランの往年の名歌手アブドルワハブ・シャヒーディーのウード弾き語りを中心に、ファラマルズ・パイヴァールのサントゥール、モハンマド・エスマイリーのトンバク、ハッサン・ナヒードのネイ、バディ・ザーデのケマンチェの演奏です。オコラ盤では、トンバクがホセイン・テヘラーニ、ケマンチェがアスガール・バハーリー、タールがジャリール・シャフナーズでした。こちらの方がやはり超豪華な布陣ではありますが、シャヒーディーの素晴らしい歌声はどちらも最高です。90年頃には一番有名なのがサントゥールのファラマルズ・パイヴァールだったので、パイヴァールのリーダー作のような印象を持っている人が多いと思いますが、やはり「シャヒーディーの名曲を記録した名盤」というのがヘッドに来るべきでしょう。
余談ですが、99年頃だったと思いますが渋谷のイラン料理屋で、たまたま居合わせたイラン人夫婦の前で、このyoutubeのマーフール旋法の曲Negah Garme Toの一節をたまたま持って出ていたウードで弾いたら、えらく喜んでくれました。「彼は古典の枠内でオリジナリティのある素晴らしい曲を書くんだよ」とにこにこしていたのを思い出します。民族音楽の名門レーベルOcoraが80年代末に最初のCD化に選んだのもこの盤でした。

Zendeghi - Abdolvahab Shahidi

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