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2016年4月

2016年4月28日 (木)

ジャリール・シャフナーズのタール

こちらは番組オープニングに使っているオコラ盤に出ていたタール奏者、往年の巨匠ジャリール・シャフナーズの演奏です。旋法はマーフールだと思いますが、実に実に美しい演奏です。聞いたことのある節(グーシェ?)が頻出します。インプロ色の強かったSahba Motallebiとはそこが違います。「歌うようなタール」とでも言えるでしょうか。トンバク伴奏が誰か不明ですが、時期的にジャハンギール・ベヘシュティとかでしょうか? と、08年頃にも書いたかも知れません(笑) かなり古い動画ですので。
明日からGWに入りますので、ブログアップも不定期になるかと思いますm(_ _)m

Tar....An Iranian music instrument

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2016年4月27日 (水)

ゼアミdeワールドの収録 4月28日と5月5日の放送分

ゼアミdeワールドの収録に行ってきました。GWがあるので、今回は4月28日と5月5日の放送分です。宜しければ是非お聞き下さい。ようやく風邪も完治して、4回目と5回目なので大分慣れては来ましたが、やはり入らなかったコメントがあったのと、音楽も思った部分全ては流せなかったのが残念です。
4月28日分はファーテメ・パリサーのマーフールのタスニーフ部分を流して、2002年に出た共著の「世界の民族音楽ディスクガイド」(音楽之友社)の紹介をしました。この本の中でパリサーの盤のレビューを書いています。8年位前に今治中央図書館に寄贈してありますので、宜しければご参照下さい。アマゾンでは古本でまだ手に入るようです。レビューなどCD 100枚分くらい書きました。2、3曲目はウードの紹介でA.シャヒーディーのDar Madh E Aliとマーフールのウード・ソロです。これもちょびっとずつですが。
5月5日分は、写真の日本フォノグラムから70年代に出ていたユネスコ・コレクションの一枚、「イランのダストガー」から、オマール・シェリフ(タール)&ホセイン・テヘラーニ(トンバク)のダストガー・セガーと、アスガール・バハーリー(ケマンチェ)&ホセイン・テヘラーニ(トンバク)のバヤーテ・エスファハーンの2曲からチャハールメズラブ前後を抜粋しました。LPのみでCD化はされてない貴重音源です。高校時代に聞いたこの盤がペルシア音楽に目が向くきっかけになったので、今回特別に入れました。(オマール・シェリフは、「アラビアのロレンス」や「ドクトル・ジバゴ」に出ていた俳優オマー・シャリフに名前がそっくり)

Img9406

番組について・・
9月まで26回と考えると、イランだけで余り長くは出来ませんが、もう少し分りやすく説明して、音楽も長めにかけた方が良いという意見がありましたし、民族音楽では最重要国の音楽ですので5月中頃まではイランで続けて、その後アラブ、トルコ、中央アジア、コーカサス、ロシア、東欧、ユダヤなど、得意エリアからになりますが、回る予定です。たまにチェロなどのクラシックを入れたり、オリンピック近くになればブラジル音楽も特集したいと思っております。純邦楽は入れられるかどうか、どこで入れるか、考え中です。


今日の動画は、Sahba Motallebiのタール・レッスンです。こういう映像からも、タールという楽器の特徴がよく分ります。続き物ですので、ご興味のある方は、リンクからご覧下さい。

Part 3 - Beginning Tar Lessons by Sahba Motallebi

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2016年4月26日 (火)

Sahba Motallebiのセタール

Sahba Motallebiのセタール独奏もありました。やはり師のアリザーデの名盤トルカマンでの目眩めくソロを思い出させるような演奏です。タールよりは音量が小さいセタールが、びっくりするような大音声を発しているように聞こえます。旋律的にはシャハラーム・ナーゼリーの何かの曲にも似ているように思います。と言う事は、クルド風な曲調ということになるでしょうか。ダストガーが何か知りたいものです。

Sahba Motallebi - Setar Improvisation

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2016年4月25日 (月)

Sahba Motallebiのタール

今週のゼアミdeワールドでは、イランの楽器別にみていこうと思いますが、次回かその次にはタールまで何とか辿り着けると思います。そこで久々に華麗なタール独奏を聞かせるサフバ・モタッレビさんの映像です。2本目のマーフール旋法の感動的なタスニーフ「morge sahar」をタール独奏で聞かせる演奏は、08年頃にも取り上げたと思いますが、ダシュティの方は初めて見ます。師匠のアリザーデ氏を髣髴とさせる、ちょっとダシュティ離れした激しくイマジネイティヴな演奏。イランの代表的な弦楽器Tar(ペルシア語で「弦」の意味)の名は、北インドのシタール(Sitar)とかだけでなく、アラブを介してスペインに生まれたギター(Guitar)の名にも入り込んでいますが、これは一般に余り知られていないかも。3本目のチャハールメズラブも目の覚めるような演奏で、トンバク伴奏は不要なように聞こえます。

Sahba Motallebi Improvisation in AVAZ DASHTI

morge sahar tar sahba motalebi

Sahba Motallebi - Chahar Mezrab

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2016年4月21日 (木)

シャヒーディー Shiraz Arts Festisval 続編

昨日に続いてシーラーズ芸術祭の3,4本目です。ジャリール・シャフナーズのタールのソロに続く5分頃からのアーヴァーズの素晴らしいこと! 歌(アーヴァーズ)とウード(バルバット)の両方で超一流と言うのは凄いことです。4本目は合奏に戻りますが、この演奏はオコラ「ペルシアの音楽」の2曲目のダストガー・セガーでしょうか? 少し違うようにも思いますが。
次週のゼアミdeワールドでは、連休前のため2回分をまとめて録りますが、イランの楽器編と言うことで、ウード、ケマンチェ、ネイ、タール、セタール、トンバクの紹介になると思います。それぞれ、アブドルワハブ・シャヒーディーかマンスール・ナリマン、アスガール・バハーリー、ハッサン・キャサイ、ホセイン・アリザーデ、セピデー・ライサダット(アーヴァーズとセタール)かダリウーシュ・タライー、ホセイン・テヘラーニを予定しています。余談ですが、シャヒーディーはとても背が高いようで、立つと他の人より頭一つ出ています。ウードも小さく見えます。

SHAHIDI, عبدالوهاب شهيدي ♥ Shiraz Arts Festisval, جشن هنر شيراز Part 3

SHAHIDI, عبدالوهاب شهيدي ♥ Shiraz Arts Festisval, جشن هنر شيراز Part 4

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2016年4月20日 (水)

シャヒーディーとパイヴァール、バハーリー他

3回目の収録に行ってきました。今回はゼアミdeワールドのオープニングにかけているオコラの「ペルシアの音楽」の1曲目、ダストガー・マーフールについて少し詳しく解説しました。70年頃のイランの人間国宝級音楽家が一同に会した不朽の名盤です(残念ながら廃盤ですが)。24分の演奏の中から抜粋してかけましたが、アイフォンの頭出しが上手く行かず少し行きつ戻りつしたところもありましたが、その点はどうかご了承下さい。各楽器については来週解説を入れます。
冒頭のアブドルワハブ・シャヒーディー作曲のピシュダルアーマド(器楽合奏の前奏曲)はオープニングにかけているので外して、サントゥールとトンバクのチャハールメズラブ(器楽奏者の名人芸を披露する速い部分。4ビートと訳せます)から、ダード、シェキャステ、デルキャシュと3つのグーシェを経て、歌入りのピシュダルアーマドに戻るまでの流れを抜粋してかけました。久々にフルで聞いて、3つのグーシェ(各ダストガーに属する伝統的旋律型または小楽曲)について、マフムード・キャリーミーのラディーフ大全の楽譜と改めて比べてみようかと思いました。

今日のシーラーズ芸術祭の動画は、そのオコラ盤と同じメンバーで、パイヴァールの煌びやかなサントゥール演奏あり、「トンバクの神様」ホセイン・テヘラーニの演奏ありで、4本組ですが、2本でおなか一杯になりました(笑) 2本目では、アブドルワハブ・シャヒーディーのアーヴァーズの伴奏を、ファラマルズ・パイヴァールのサントゥール、アスガール・バハーリーのケマンチェ、ハッサン・ナヒッドのネイが順番に受け持っています。個人的には特に「ケマンチェの神様」バハーリーのケマンチェの演奏には大感激。シャヒーディーが1922年イスファハーン生まれと言うことは、この映像で初めて知りました。100歳近いお年です。

SHAHIDI, عبدالوهاب شهيدي ♥ Shiraz Arts Festisval, جشن هنر شيراز Part 1

SHAHIDI, عبدالوهاب شهيدي ♥ Shiraz Arts Festisval, جشن هنر شيراز Part 2

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2016年4月19日 (火)

ハンサリとパイヴァール、エスマイリー

ゴルハーイェ・ターゼー(新しい花)のシーリーズのラジオ音源は往年の名歌手を網羅するかのように沢山あって、その一部がTaranehから出ていました。昨日のホセイン・ガヴァーミもありましたし、アブドルワハブ・シャヒーディーやファーテメ・パリーサーが各3枚、今日のマフムーディ・ハンサリも少なくとも3枚はありました。今日のyoutubeはそのどれかではないかと思います。Taraneh盤は90年代には入手しやすかったのですが、現在はなかなか手に入らなくなっています。しかし、サントゥールの伴奏が非常に素晴らしく、誰かなと思ったらファラマルズ・パイヴァールでした。納得です。トンバクはモハンマド・エスマイリーで、ホセイン・テヘラーニ以降では一番の名人。最高のコンビです。
さて、明日はラジオ番組の3回目の収録です。オープニングに流しているシャヒーディーのmusique persane(オコラ)の一曲目から抜粋して分りやすく解説を入れようと思っています。

GT 183 : Mahmoudi khansari

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2016年4月18日 (月)

ホセイン・ガヴァーミの歌声

南欧を回っておりましたが、地元のラジオ番組ではイランから始めたため、しばらくラジオでかけるエリアと同期?しようかと思います。両方やっていると頭が分裂しそうですので(笑) まだスペインや北イタリアが残っていますから、南欧にはいつかまた戻ります。
そもそも当ブログはイランに始まり黒海~カスピ海周辺の音楽を回るところから始めました。07年でしたから、その後動画も随分と増えております。今日はゴルハーイェ・ターゼー(新しい花)のシーリーズのラジオ音源から、ホセイン・ガヴァーミの歌唱です。オランダ盤ユネスコ・コレクションに入っていた往年の名歌手です。このシリーズでは例外的にCD化もAuvidisからされておりました。(タイトルは「中東の詩の吟唱」)
昔の録音なので、ケマンチェではなくヴァイオリンのようですが、調弦は下からソレラミではなく、上2本を1音下げたソレソレのようにも聞こえますが? イラン革命後は、ペルシア音楽ではピアノだけでなくヴァイオリンも聞くことが少なくなったと思います。昔はサントゥールを巧みにピアノで模倣したモルタザー・マハジュビーや、ケマンチェかネイに聞こえるほどのヴァイオリン独奏を聞かせたアボルハサン・サバーがいましたが、現代では西洋楽器を使ってイラン的な演奏を聞かせる人は見なくなりました。低い音のサントゥールのように聞こえる楽器は、カーヌーンか竪琴チャングでしょうか? これもどちらにしても珍しいです。

GT 6: Ghavami

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2016年4月14日 (木)

ゼアミdeワールドのオープニング曲

ゼアミdeワールドのオープニングに使っているのは、オコラのmusique persaneの一曲目ですが、youtubeには伴奏者違いの演奏が上がっています。CALTEXからも同じ曲Negah Garme Toが出ていたので、おそらく同じパーソネルではないかと思います。イランの往年の名歌手アブドルワハブ・シャヒーディーのウード弾き語りを中心に、ファラマルズ・パイヴァールのサントゥール、モハンマド・エスマイリーのトンバク、ハッサン・ナヒードのネイ、バディ・ザーデのケマンチェの演奏です。オコラ盤では、トンバクがホセイン・テヘラーニ、ケマンチェがアスガール・バハーリー、タールがジャリール・シャフナーズでした。こちらの方がやはり超豪華な布陣ではありますが、シャヒーディーの素晴らしい歌声はどちらも最高です。90年頃には一番有名なのがサントゥールのファラマルズ・パイヴァールだったので、パイヴァールのリーダー作のような印象を持っている人が多いと思いますが、やはり「シャヒーディーの名曲を記録した名盤」というのがヘッドに来るべきでしょう。
余談ですが、99年頃だったと思いますが渋谷のイラン料理屋で、たまたま居合わせたイラン人夫婦の前で、このyoutubeのマーフール旋法の曲Negah Garme Toの一節をたまたま持って出ていたウードで弾いたら、えらく喜んでくれました。「彼は古典の枠内でオリジナリティのある素晴らしい曲を書くんだよ」とにこにこしていたのを思い出します。民族音楽の名門レーベルOcoraが80年代末に最初のCD化に選んだのもこの盤でした。

Zendeghi - Abdolvahab Shahidi

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2016年4月13日 (水)

ゼアミdeワールドのプレイリスト

これから2、3回の間にゼアミdeワールドでかける予定のプレイリストです。9日の無伴奏チェロ組曲全曲リサイタルが素晴らしかったので、ローゼン師匠の音源も控えていますが、先週はほとんど自己紹介で終わったので、ホマーユン旋法をマハジュビーのピアノ、メシュカティアンのサントゥール、パリサーの歌の順にかけて、水曜の収録はそれで終わりました。どちらにしても15分番組なので、かいつまんでかけることになりますが。マーフール旋法のオープニング曲や、ダシュティ旋法のデイラーマンは再来週でしょうか。何でグーグーシュが入ってるのかとか、突っ込みどころも色々あると思います(笑)
しかしApple Musicは誤字脱字やジャケットの入れ違いの多いこと! 毎度びっくりします。デイラーマンもLが抜けてます(~_~;)  ローゼン師匠の最後のジーザス・クライスト云々の曲は、タルコフスキーの映画「惑星ソラリス」に使われたバッハのコラール・プレリュードが原曲です。
今回はアイフォンのミュージックとメモ帳のみを使い、完全にペーパーレスでやろうとしていましたが、度々アプリを切り替えている内に、うっかりメモ帳のゴミ箱(マックと違って左下にあるので誤操作しやすいです)に触ってしまったようで、テキストが途中で消えてしまって焦りました。録り直そうにも、メモがないと最初の辺りの話が出来ないので、断念。そのため、サントゥールとはどういう楽器かとか、ピアノとの関係はとか説明を忘れてしまっておりました。次回からはこのようなことのないようにプリントアウトして行こうと思います。しかし、ほとんど全部は流せない長さの曲を数曲フェイドアウトしながら入れて、解説も適切にしながら14分でまとめるのは至難の業です。

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2016年4月12日 (火)

フォーレとプルースト、ヴェルレーヌなど

20世紀フランス文学の大作「失われた時を求めて」を残した小説家プルーストは音楽にも造詣が深く、ベートーヴェン、シューマン、ワーグナーや、同じフランスのドビュッシー、フォーレを愛好していたそうですが、ベートーヴェンでは「後期の弦楽四重奏曲第15番の最終楽章を好み、真夜中に自室に楽団を呼んで演奏させたこともある」という逸話もあるほど。(カペーSQだったのでしょうか?) フォーレでは何を好んでいたのか、よく分りませんが、とても気になります。室内楽はまず入っていたのではと思います。
ヴェルレーヌの詩では上田敏訳の「秋の日のヴィオロンの~」の一節が特によく知られていますが、このヴィオロン(ヴァイオリン)曲は何だったのかも、とても気になるところ。同世代のフォーレの曲だった可能性もありかなと思いますが。
と言う訳で、昨日に引き続き、フォーレのピアノ四重奏曲の映像から2番を、作曲家ジャン・フランセのピアノとトリオ・パスキエの演奏で。1番は近年大活躍のマルク・アンドレ・アムランのピアノと、女流奏者3人のレオポルド・トリオの演奏です。1番の方が演奏される機会が多いようで、youtubeも多いです。

Jean Francaix and Trio Pasquier plays Fauré Piano Quartet No. 2 in G minor Op. 45

Hamelin plays Fauré - Piano Quartet No. 1 in C minor, op. 15 (with Leopold Trio)

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2016年4月11日 (月)

フォーレのピアノ四重奏曲第2番

南仏の風土を思わせる曲を残した作曲家に、他にはフォーレがいますが、特にピアノ四重奏や五重奏は薫り高い代表作として有名です。実際に彼の出身はラングドックのピレネーに近いアリエージュ県で、ピアノ四重奏曲第2番の3楽章では「幼いころアリエージュ県フォワ近郊にあるモンゴジの渓谷で聞いた微かな鐘の音の思い出」を描写しているようです。全楽章極めて美しいですが、とりわけ第3楽章は印象的で、私も個人的にはピアノ四重奏曲第2番を30年余りフォーレの室内楽では一番愛聴してきました。ユボー、ガロワ=モンブラン他のエラート盤がLPの頃からの定番でしたが、近年のカピュソン兄弟他の演奏も特筆すべき名演です。今日の映像は、そのカピュソン兄弟他の演奏。

Fauré - Piano Quartet No. 2 Op. 45 - Allegro molto moderato - Live at Wigmore Hall

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2016年4月 8日 (金)

東欧系のアニ・マアミン

東欧系ユダヤ(アシュケナジーム)のアニ・マアミンは、いくつか旋律を聞いたことがあります。ハンガリー・トラッド(とりわけエルデーイ)の大御所、ムジカーシュの名盤「トランシルヴァニアの失われたユダヤ音楽」(Hannibal)にも入っていた旋律は、今日の2本目の正統派ユダヤ教徒の歌手の歌と同じでした。
一方、「歌うラビ」として大変有名なラビ・シュロモ・カルリバッハのメロディは、彼以外では聞いたことがないように思いますが、さすがカルリバッハ、実にソウウルフルな歌になっています。90年代前半に銀座・教文館のウルパン(ヘブライ語教室)で、随分カルリバッハのハシディック・ソングを歌いました。懐かしいのと共に、感動を新たにしました。

Ani Ma'amin - Rabbi Shlomo Carlebach

Shloime Daskal Singing 'Ani Maamin' At the Twelfth Siyum Hashas

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2016年4月 7日 (木)

ダリウス・ミヨーのアニ・マアミン

フランス6人組の一人、ダリウス・ミヨーのアニ・マアミンは、晩年の1972年に書かれたようです。あらためてバイオグラフィを見て、1974年に亡くなっているので、意外に最近までご存命だったことを知りました。この曲の作曲年も、割と最近のことです。彼のユダヤ教の宗教曲は「土曜朝(シャバト)の典礼」の録音がミヨー自身の指揮で1958年に(フランスのAccordからCD有り)、アニ・マアミン(「我は信ず」の意)はポール・メファノ指揮Ens.2e2mの演奏と、ノーベル賞作家のエリ・ヴィーゼルの朗読で録音されています(こちらはフランスのArionからCD有り)。今日のyoutubeは後者の抜粋。数々のフォーク・ソングやフォーク・ダンスにもなっているアニ・マアミンが、ミヨーらしい地中海的で明晰な叙情で表現されています。アシュケナジームのアニ・マアミンのような重苦しさは感じさせない音楽です。

Darius Milhaud et Elie Wiesel - Ani maamin

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2016年4月 6日 (水)

ゼアミdeワールド

ゼアミdeワールドの放送時間が2016年10月から変わりました。

本放送 日曜日の18:00から18:30

再放送 翌週の水曜日の20:30から21:00

10月から30分番組になりました。これまでほとんどの音源をフェイドアウトしていたので、これからはカットせずにフルにかけられることが増えると思います。

今日は再度放送の告知です。ゼアミdeワールド初収録は無事終わりました。自己紹介が長くなって、音楽の話は実質来週からと言う感じになりましたが。やっぱり時々咳が出てお聞き苦しいかとは思いますが、放送は木曜午後5:15からですので、よろしければ是非お聞き下さい。

番組名 ゼアミdeワールド 
パーソナリティ名 ほまーゆん
毎週木曜 17:15~17:30
再放送 毎週日曜 15:00~15:15

初放送は4月7日。もちろん今治以外でも、スマホのアプリTuneinや、PCのサイマルラジオを使えば、世界中どこででも聞けます。よろしければ是非お聞き下さい。民族音楽、クラシック、純邦楽など、色々かける予定です。
サイマルラジオは以下になります。
http://www.jcbasimul.com/

以下はフライヤーの紹介ページから

2016flyer1000

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2016年4月 5日 (火)

ミヨーとセヴラック

とても南仏(オクシタン)を感じさせるフランス近代の作曲家に、ダリウス・ミヨーデオダ・ド・セヴラックがいます。ミヨーはマルセイユの北に位置するエクス=アン=プロヴァンス、セヴラックはオクシタン西部のラングドック出身です。
ミヨーはエクス=アン=プロヴァンスのカルナヴァル(謝肉祭)を描写した軽妙洒脱な作品の中に、南仏の叙情性を盛り込んでいます。時折顔を覗かせる独特な歌心は、彼のユダヤ系出自ゆえでしょうか。アニ・マアミンのような、ユダヤ教の典礼文による典礼音楽も作曲しています。
セヴラックは、ピアノだけでなくオルガン曲も多いですが、どの曲を聞いても、ドビュッシーが「土の薫りのする素敵な音楽」と形容した通り、オクシタンの鄙びた叙情性を強く感じさせます。とりわけ今日のセルダーニャは、ラングドックの郷里色が豊かです。

Darius Milhaud : Carnaval d'Aix op. 83 b pour piano et orchestre ( 1926 )

Déodat de Séverac - Aldo Ciccolini (1974) Cerdaña 5 Études Pittoresques

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2016年4月 1日 (金)

ブラッサンス「オーヴェルニュ人に捧げる歌」

フラメンコ・ギターの巨匠マニタス・デ・プラタが1921年セート生まれ(カマルグではなく)だったと言うことで、思い出しました。同じ1921年にセートに生まれた名歌手に、ジョルジュ・ブラッサンスがいました。後に「フランス人の〈生まれ変わったらなりたい人〉のベスト1」に選ばれたと言うブラッサンスも、南仏の地中海岸の町セートからパリに出てきた頃は、まだ世に認められてなくて、飢えや渇きの心配なく詩の勉強にいそしむことが出来たのは、下宿先のオーヴェルニュ人夫婦のくれた僅かな薪とパン、「悲しげな微笑」の有り難さだったことを、しみじみと歌っています。

Georges Brassens - Chanson Pour L'Auvergnat

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