ダリウス・ミヨーのアニ・マアミン
フランス6人組の一人、ダリウス・ミヨーのアニ・マアミンは、晩年の1972年に書かれたようです。あらためてバイオグラフィを見て、1974年に亡くなっているので、意外に最近までご存命だったことを知りました。この曲の作曲年も、割と最近のことです。彼のユダヤ教の宗教曲は「土曜朝(シャバト)の典礼」の録音がミヨー自身の指揮で1958年に(フランスのAccordからCD有り)、アニ・マアミン(「我は信ず」の意)はポール・メファノ指揮Ens.2e2mの演奏と、ノーベル賞作家のエリ・ヴィーゼルの朗読で録音されています(こちらはフランスのArionからCD有り)。今日のyoutubeは後者の抜粋。数々のフォーク・ソングやフォーク・ダンスにもなっているアニ・マアミンが、ミヨーらしい地中海的で明晰な叙情で表現されています。アシュケナジームのアニ・マアミンのような重苦しさは感じさせない音楽です。
Darius Milhaud et Elie Wiesel - Ani maamin
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