Bahram Mansurovのタール
オランダPhilipsのユネスコ・コレクション(LP)に残された、アゼルバイジャンのタールの巨匠バーラム・マンスロフの録音がありました。同じユネスコ・コレクションでも、90年代中心にCDで出回ったフランスのAuvidisやドイツのMusicaphonとは内容のダブりはほとんどなく、先日ラジオでかけましたイランや南インドなど、CD化されていない往年の名手の貴重音源が多いレーベルです。バーラム・マンスロフは、アリム・カシモフの伴奏をしていたマリク・マンスロフの父かどうか未確認ですが、そうだったかも知れません。ここで聞けるチャハールガーのムガームのタール・ソロは、ペルシア音楽からの影響をとても濃厚に感じさせる部分があります。Chant du monde盤など、CDというメディアが出始めてすぐの頃には、彼の録音がまだ少しありました。
Bahram Mansurov (Azerbaijan) - Mugam "Chahargah"
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