Motrebe Mahtab Rou
昨日の2本目に入れましたシャハラーム・ナーゼリーのMotrebe Mahtab Rou(月の顔の楽士?)の動画がありました。この映像と同じビデオを20年ほど前に確か持っていました。主にクルドで用いられる弦楽器タンブールの合奏とダフの伴奏で、例の独特なフラメンコのラスゲアードを逆回しするようなストロークもよく確認できます。シャムスのフェイゼバシプール他の面々とは、少なくとも90年代初め頃からは一緒に演奏していたと思われます。シャムスというのは、言うまでもなく、ルーミーの詩集「シャムス・タブリーズィ」を指していると思います。師である老ダルヴィーシュ(托鉢僧)のシャムス・タブリーズィを慕う熱い内容です。切々とした語り掛けるような熱い歌声は、とにかく最高です。40分頃から出てくるタンブール・ソロは、アリ・アクバル・モラディで、その超絶技巧はこの頃から冴え渡っていました。
Shahram Nazeri & Shams
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