ハッサン・キャサイのセタール
ネイの巨匠ハッサン・キャサイは、セタールの名人でもあり、歌も巧みに歌う人でした。昨日のネイ演奏の映像を見ると、右手の人差し指だけ爪を長く伸ばしていましたが、これはセタールを弾くためです。セタールはほとんど右手人差し指だけで弾きますので。今日の長尺の一本は録音もクリアで、味わい深いセタール弾き語りを聞かせています。グーシェが変るところで、グーシェの名前を読み上げているのも有難いです。
キャサイの他にもアボルハサン・サバーのようにヴァイオリンとセタールを弾く人もいました。メシュカティアンも、サントゥールだけでなくセタールも弾いていました。音量があって華やかなタールではなくて、セカンド楽器(というより基本楽器と言った方が良いかも知れません)としてセタールが選ばれることは多いようです。
مجموعه ستارگان درخشان سه تار نوازی حسن کسایی شمار
| 固定リンク
「ペルシア音楽」カテゴリの記事
- ペルシアの歌と新内(2022.01.12)
- シャヒーディーのセガー(2021.05.13)
- シャヒーディー追悼 イネディのアルバニア(2021.05.12)
- Dariush Safvatのセタール(2020.07.09)
- トラキアの伝統音楽(THRACE - Sunday Morning Sessions)(2020.02.17)
コメント