シリア正教会のマリア賛歌
ムニール・バシールとレバノンの歌姫ファイルーズに共通の、シリア正教の音楽について少し調べてみようと思います。パレスチナの古代キリスト教にまで溯る訳ではないようですが、東ローマ帝国(ビザンツ帝国)が東地中海一帯を版図にしていた頃からのキリスト教と考えて良いようです。今日の一本は、シリア正教会のマリア賛歌になるようです。キリスト教の聖歌ですが、歌声はメリスマティックでコブシのようなものもあり、伴奏はネイ、カーヌーン、ウードなどの中東の楽器が使われることが多いです。字幕はシリア語のローマ字表記と英訳だと思いますが、同じセム系のヘブライ語やアラビア語にかなり似ているなと思いました。
Syriac Orthodox Hymn "Shlom Lekh"
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