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2016年10月17日 (月)

レバノンとシリアのアラブ歌謡

ゼアミdeワールド28回目の放送、日曜夕方に終りました。19日20時半に再放送があります。よろしければ是非お聞き下さい。<>内がかけた音源です。昨日確認しましたが、「不屈なる瞳の輝き」の瞳を鐘と読んでいました。失礼致しましたm(_ _)m 催しのお知らせの時間は、夕方と読み上げましたが、その後午後3時過ぎくらいと分りました。

レバノンの歌姫ファイルーズですが、その後ZeAmiブログの方でも補足的に色々と見ておりました。ZeAmiHPにリンクしておりますので、是非併せてご覧下さい。民族音楽で検索すると大体1ページ目にZeAmiHPが出てきます。 ファイルーズのyoutubeを見てブログで取り上げた曲ですが、Tayr Al Werwarという曲は、オリエンタルな魅力を振り撒きながらも、実に明るくキャッチーなメロディで、ファイルーズの歌で耳について離れない名旋律は幾つもありますが、これも間違いなくその一曲だと思いました。Voix De L'OrientのFairuz in Concert at the Olympia-Parisの2枚組に収録されていますので、その部分をかけてみましょう。

<Fairuz / Tayr Al Werwar>
Fairuz - Dakhlak Ya Tayr Al Werwar


ファイルーズと言う名は、「トルコ石」の意味であることは前回言いましたが、この名を付けたのは、レバノンの後輩女性歌手マジダ・エル・ルーミーの父でした。ハリーム・エル・ルーミーは、ラジオ局の職員で、自身優れた音楽家で、音楽プロデューサーでもありました。彼の娘マジダ・エル・ルーミーは、ファイルーズの次世代の歌手として既に大御所の地位を築いています。先日のケーシーさんとの話で彼女の名も出てきましたので、一曲かけてみましょう。ヘドニ・ハビービというタイトルですが、確か話題に上ったのはこの曲だったと思います。伝統的なアラブ歌謡のメドレー形式に現代的な音楽性を取り入れた素晴らしい一曲です。

<マジダ・エル・ルーミー / ヘドニ・ハビービ>
majda roumi* khedni Habibi


次にシリアのドゥルーズ派部族出身で、エジプトで主に活躍し、31歳の若さで1944年に亡くなったアスマハーンです。美貌の歌姫として知られるアスマハーンは、兄のファリド・エル・アトラシュと共に戦前の混乱した中東の歴史に翻弄されながらも、素晴らしい歌唱を残していました。それほど年の違わないエジプトのウム・カルスームのライバルと言われることも多かった人です。
まず彼女のヒットソングとして知られ、ラテン調のリズムを大胆に取り入れた親しみやすいYa Habibi Taala Elhaaniと言う曲を聞いてみましょう。和訳は「恋人よ来ておくれ」となっています。

<Asmahan / Ya Habibi Taala Elhaani>
Asmahan - Ya Habibi Taala Elhaani


次にかけますのは、先の曲とは対照的な一曲です。イスラム以前(5世紀頃)の昔に望まぬ結婚を迫られ、運命と闘いながら生きたレイラ・アフィーファという女性が残したとされる詩の一部に、エジプトの歌姫ウム・カルスームの楽団のウード奏者兼作曲者でもあったムハンマド・アル・カサブジが曲をつけたLayta Lel Barrakという曲です。「不屈なる瞳の輝き」と訳されているこの曲は、マカーム・ラストの旋律に乗せて歌われる格調高い古典的趣きの一曲です。

<Asmahan / Layta Lel Barrak>
Asmahan - Layta lel barrak


ここで催しのお知らせを少し致します。
10月23日の今治中央公民館での今治芸能祭(洋舞)に、ダンススタジオ108&近藤博隆(チェロ)で出演することは、15分枠の最後にお知らせしましたが、10月29日夕方にもう一度同じ演目をやることになりました。30日にあるサイクリングのイベントの前夜祭?のようなのですが、ジャズトランペットの近藤等則さんの前座という噂もあります。 場所は、しまなみアースランドで、時間は午後としか、まだ分っておりませんが、宜しければ是非お越し下さい。この日の「竜の河」では、J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲3番サラバンド、3番ジーグ、5番ジーグ、3番サラバンドを、この順で弾きます。音楽はチェロのみです。

アスマハーンの兄のファリド・エル・アトラシュは、夭折した妹より長生きして1974年に64歳で亡くなっています。正に美男美女兄妹で、兄もダンディな美声で聴衆を魅了しましたが、彼はウードの名手でもありました。彼のウードのタクシームを聴きながら、今回はお別れです。

<Farid El Atrash / Takssim Oud>
The Master Farid El-Atrash

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