ヤリボン
ユダヤ音楽の中で一曲だけ選べと言われたら、20年前ならこのヤリボンを選んだと思います。ユダヤ教のシャバト(安息日)に歌われるアラム語の歌で、最初に聞いたのは1本目のギオラ・ファイドマンのクラリネット演奏でした。これは典型的なアシュケナジームの哀愁の名旋律。これが好きで好きで、死ぬ前に一曲だけ聞けると言われたら、この曲を選ぶだろうと思ったほどです。この曲、キリスト教の賛美歌なら、頌栄に当たるような重要な歌だと思います。ヤー・リボンはユダヤ・コミュニティーによって色々な旋律があり、2本目のヤイール・ダラルのアラブ的なウード演奏では、同じ祈祷文でも全く違う印象です。こちらもとても良い感じです。彼はイラク出身なので、イラク系だと思っていましたが、ここで歌われているのはセファルディーの節になるのでしょうか?
Yah Ribon Olam Vealmaya - Giora Feidman
Yair Dalal Ya Ribon Alam Live @ Sephardic Music Festival 2009
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