六段
明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。ゼアミdeワールドの初放送は8日で、辛うじて松の内なので(15日まで取る場合もあるようですので)、あの曲を取り上げています。非常にベタなので、これだけですぐにお分かりかと思います(笑) 正月に因んだ曲ではないですが、最も有名な筝曲ということで、八橋検校作曲とされている六段の宮城道雄の演奏を最後にかけました。去年も確か松の内邦楽として取り上げましたので、違う演奏で上げておきます。優しく美しく優雅な演奏です。
この和の美しさの極致のように聞こえる名曲が、江戸時代初期の17世紀にキリシタン音楽との出会いによって生まれたと言う説があり、箏曲『六段』とグレゴリオ聖歌『クレド』という盤が出て、結構話題になりました。真偽がどちらか気にはなりますが、そんなことは忘れてしまうような、日本人の心に直に響く、侘び寂の美をよく味わいたい曲です。
筝曲「六段の調」Atsuko Yoshida 2012.1.3
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