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2017年2月13日 (月)

コムソモールの歌~心さわぐ青春の歌

ゼアミdeワールド44回目の放送、日曜夕方に終りました。2月15日20時半に再放送があります。よろしければ是非お聞き下さい。<>内がかけた音源です。今日はユーリ・グリャーイェフの「心さわぐ青春の歌」の映像を目立たせたいので、他は「コーカサスの虜」とMy Funny Valentineのみにしました。

今回で44回目の放送になりました。ラヂバリパーソナリティのMさんからご希望がありましたので、今回はコムソモールの歌を中心にかけてみたいと思います。コムソモールとは、マルクス・レーニン主義党の青年組織、青年団の一種で、大体15歳から35歳までが相当年齢とされるとありました。少年団組織(ピオネール)の指導をすることも任務にあるそうです。ピオネール関連の歌と言うのは、ルーマニアの方で聞いたことがあります。左傾化してないと言いつつ、この辺の音源も押さえていました(笑) 神保町にあった新世界レコードが閉店してしまってからは、なかなか入手が難しくなったロシアのMelodyaの音源です。まずは、日本でも「うたごえ喫茶」全盛の頃に大変人気のあった「心さわぐ青春の歌」《Песня о тревожной молодости》からどうぞ。

<コムソモール愛唱集 ~Yury Gulyayev / 心さわぐ青春の歌 3分51秒>
Юрий Гуляев Песня о тревожной молодости

ユーリ・グリャーイェフ自身の映像がありました!!
 
例のロシア語の合唱団では、私がUターンして退団した後に、この歌を歌ったと聞きまして、非常に悔しい思いをしました(笑) このユーリ・グリャーイェフの声質と歌唱は、宇宙戦艦ヤマトの主題歌を歌っていた佐々木功さんにそっくりだなと思ったりしたものですが、もしかしたらロシアのこういう歌から影響を受けていたのでしょうか? ポーリュシカ・ポーレなどと並んで最も好きな歌の一つで、youtubeに色々素晴らしい歌唱がありますので、またZeAmiブログの方で取り上げます。

一番と二番の歌詞だけ和訳をご紹介しますと、以下のようになっております。
この訳は、ソヴィエト・ロシア軍歌集積所という素晴らしいサイトの掲示板に載っていた訳です。あらゆるロシア軍歌の原文と和訳、解説、youtubeまで網羅されたもの凄いサイトです。先日見つけてびっくりしました。http://voenpesni.web.fc2.com/

Забота у нас простая,  ザボータ ウ ナス プラスターヤ, 
Забота наша такая,-  ザボータ ナーシャ タカーヤ
Жила бы страна родная,  ジーラ ブィ ストラーナ ラドナーヤ
И нету других забот.  イ ニェートゥ ドゥルギーフ ザボート
(繰り返し)
И снег, и ветер, イ スニェーグ イ ヴェーチェル
И звезд ночной полет...  イ ズヴョーズ(ド) ナチノーイ パリョート
Меня мое сердце  ミニャ マヨ シェルツェ
В тревожную даль зовет. (フ)トリェヴォーシヌユ ダリ ザヴョート

(1)
僕らの 思うこと
想いは ただこれだけ
我が祖国よ
常に輝く 存在であれ
 ★雪や 風
  流れ星飛ぶ夜も
  我が心は
    遠き彼方へ呼ばれる

(2)
君と僕に 襲いかかる
どんな試練や 苦難があろうと
僕らの友情は
生涯 変わらない
 (★くりかえし)

この歌について、色々解説も載っておりましたので、少しご紹介します。
心さわぐ青春の歌《Песня о тревожной молодости》は、全ソ連邦レーニン記念共産主義青年同盟(コムソモール)創立40周年を記念して制作された1958年の映画「遠い彼方へ」《По ту сторону》のテーマ曲としてアレクサンドラ・パフムートヴァ作曲、レフ・オシャーニン作詞で創作されました。
映画のストーリーは、二人のコムソモール員で赤軍兵士の若者が、シベリア極東部にロシア国内戦期にできた極東共和国に向けて赤色パルチザン部隊支援のために資金をもって赴くというもので、反革命軍との戦いをまじえながら描かれる戦争アクション映画です。
日本では、1960年頃からさかんだった「うたごえ運動」の中でとりあげられ、メロディが軽快でおぼえやすいことと青春ソングのような中身をもつためか大ヒットしました。その後の反戦フォークソングにも大きな影響を与えたようです。
音源で示したように1960年代後半~1970年代にかけては学校の音楽教育でも取り上げられたため、50歳前後の人には懐かしい曲です。ロシアでも、学校教育で演奏されるため、ロシア人もかなりの人がこの曲は知っていて、演奏すると喜ばれます。

トゥルエツキー・コーラスというグループのyoutubeには、「われらの青春の歌」と題して「心さわぐ青春の歌」に続いて、「そして闘争は続く」《И вновь продолжается бой》「コムソモールの志願者たち」《Комсомольцы-добровольцы》という2曲が入っていますが、これらもコムソモール愛唱集に入っておりましたので、この後続けてかけてみたいと思います。(また後日youtubeをUPします)

<コムソモール愛唱集 ~「そして闘争は続く」《И вновь продолжается бой》 3分42秒>

<コムソモール愛唱集 ~「コムソモールの志願者たち」《Комсомольцы-добровольцы》 3分19秒>

次に、コムソモール世代の若者の間で人気があったと言われるアイダ・ヴェディシチェヴァの歌で「熊の歌」をかけてみます。この曲は1967年にレオニード・ガイダイ監督が作ったコメディー映画「コーカサスの虜、あるいはシューリクの新たな冒険」と言う映画の主題歌です。ゴーゴーのリズムに乗せて歌われる歌は、「心さわぐ青春の歌」とも少し通じる懐かしく甘酸っぱい魅力が詰まっているように思います。

<アイダ・ヴェディシチェヴァ / 熊の歌 2分58秒>
Песня про медведей -- Кавказская пленница


最後にロシアやコムソモールとは全く関係ありませんが、ヴァレンタインが近いと言うことで、ビル・エヴァンスとジム・ホールのマイ・ファニー・ヴァレンタインを聞きながら今回はお別れです。ジャズはLPの頃にチャーリー・クリスチャンからアルバート・アイラー位まで主な盤は聞きましたが、この定番曲では一番好きな演奏です。ビル・エヴァンスとジム・ホールのピアノとギターのインタープレイ、最高です。
ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週

<ビル・エヴァンス&ジム・ホール / アンダーカレント ~マイ・ファニー・ヴァレンタイン 5分23秒>
My Funny Valentine / Bill Evans & Jim Hall

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