マリ(旧称チェレミス)の民謡
マリと言うと、どうしてもアフリカのマリを思い浮かべる人が多いかと思います。そのため、マリ・エルと正式名称で呼んだ方が間違いないでしょう。99年にロシア語教室に通っていた頃に、ロシアのマリ語の専門の人が知人にいるという同級生がいらっしゃいました。その方の研究がその後どうなったのか、気になるところです。ハンガリー音楽のルーツを辿ると、まずエキゾチックなジプシー音楽は外れて、東洋的な5音音階の目立つマジャール音楽に行き着きますが、そのまたルーツがチェレミス辺りにあるらしいと中学時代に谷本一之さんのFM放送で聞いたものですから、今でもチェレミスと聞くと、ウラル系民族の中でも特に関心を強く持ってしまいます。バルトークやコダーイが関わっていた訳ですから、世界の民族音楽研究はこの辺りに始まったと言っても過言ではないのでは。ロシアの映像には、今日のyoutubeのような珍しい動画が目白押しです。音階も人々の風貌も、西洋か東洋か分からないところが、やはり面白さの中心のように思います。
Марийская песня проводов в армию "Пасунажат кодеш" в исполнении ансамбля "Радуница"
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