ムジカーシュの 「トランシルヴァニアの失われたユダヤ音楽」
ウクライナの吟遊詩人が弾いたバンドゥーラとコブザの類似点や、そもそもルーマニアの楽器と思っていたコブザがウクライナ起源のものだったのか、についても興味深い探りどころですが、今週の放送は西ウクライナでしたから、アルカンとタラフ・ドゥ・ハイドゥークスのどの曲が似ていたかについてさかないと、来週はチャールダッシュですので、もう回数がない訳ですが、只今家人の転勤に伴う引越手伝いもあってドタバタの中のため、先回りしてムジカーシュの演奏で、ジューイッシュ・ナンバーを上げておきます。ジューイッシュ・チャールダッシュの4年前の演奏です。(こちらで調べる必要のない)長尺の名演を週末たっぷりお楽しみ下さい。m(_ _)m 90年前後の来日公演は見に行きましたが、最近のムジカーシュを拝める嬉しい影像です。1本目ですが、ムジカーシュの名盤「トランシルヴァニアの失われたユダヤ音楽」に入っていたハシッド・ダンスを満面の笑みを浮かべて弾くお爺ちゃんが、数々のユダヤの曲を覚えていたジプシー音楽家です。これらを弾いていたユダヤ楽士のほとんどが、ホロコーストで亡くなったそうです。
Muzsikas: Chasid Dances with Cioata
Jewish Csárdás. Muzsikás (Hungary) in Moscow, 17.03.2013
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