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2017年6月16日 (金)

ニキル・バネルジー&アニンド・チャテルジー

マハプルシュ・ミシュラの動画を更に探している内に、カルカッタのシタールの巨匠ニキル・バネルジーと、タブラ名人アニンド・チャテルジーの、レクチャー付の素晴らしい一本を見つけました。演奏も素晴らしいし、シタール、タブラそれぞれの解説とデモ演奏まであって、最高です。
アニンド・チャテルジーと言えば、吉見さんの後でU-zhaanさんが師事したタブラ奏者で、80~90年代にワールドミュージックシーンを賑わせたインド音楽専門レーベルのChhanda Dharaの常連奏者でした。このレーベルの盤のタブラ伴奏は、アラ・ラカ、ザキール・フセイン、アニンド・チャテルジー、スワパン・チョードリーの4人がほとんどを占めていたようにも思います。吉見さんのタブラレッスンでも度々彼の名が出て、「オーニンド」と呼ばれていたのをよく覚えています。この美しい指裁き、もしかしたら5人の中で一番好きかも知れません。(92年頃タブラに目が向いたきっかけは実はラヴィ・シャンカルと共演していたクマール・ボースの妙技でしたが)
2本目には、私が個人的に一番好きな北インドのラーガ、キルワーニによるバネルジーの演奏がありましたので、一緒に上げておきます。艶っぽく哀愁味のある極めて美しいラーガです。こちらもタブラはオーニンドです。バネルジーが1986年に54歳の若さで心臓発作のため亡くなったことを、今日知りました。一本目はその2年前の映像です。

Pandit Nikhil Banerjee BBC 1984

[Video] Raag Kirwani by Pandit Nikhil Banerjee with Pandit Anindo Chatterjee (Tabla) at Eastern Eye

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