チェチェンのポンデルとレズギンカの踊り
チェチェンのポンデルは、グルジアのパンドゥリと名前からしてそっくりですが、正式名称はmerz ponderと言うようです。パンドゥリより音も小さそうで、響きは薄い感じがありますが、この哀切美がたまりません。南北コーカサス系民族の音楽のメロディラインは、とても似通っていると思いますが、不安定な政情故でしょうか、この哀切さが本当に切なく堪りません。一転して、踊りと太鼓ではパワーが炸裂していて、旋律の神経質なまでの哀切感ととても対照的です。タイトルに、Кистинский танец(キスティンスキーの踊り)とあって、キスティンスキーと言うのは、グルジアに移住したチェチェン人のことでしょうか? コメントにはLes Tchétchènes de Géorgie qui habitent la vallée Pankissi.(訳すなら「パンキッスィ渓谷に住み着いたグルジアのチェチェン人」でしょうか)とありました。19日のバラライカ弾き語りには、Кистинка (Чеченка) очень красиво поет..とありました。「キスティンカ(チェチェン女性)がとても美しく歌う」と訳せると思います。
merz ponder
Кистинский танец -La danse de Qists
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