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2017年8月

2017年8月30日 (水)

makka sagaipova in jordan

何とマッカさんがヨルダンに行ってライブをしている映像がありました。レズギンカのリズムが炸裂する、熱い熱い演奏と会場の雰囲気に、youtubeを見ているだけで酔ってしまいそうな映像です。どこかでチェルケス(アディゲ)だけでなく、チェチェンなど北コーカサス各地、更には南カフカスからの移民も、ヨルダンやトルコなど旧オスマン帝国内では、チェルケス移民と総称されているような文章を読んだ記憶がありますが、本当でしょうか。マッカさんはヨルダンのチェルケス社会の中では、おそらくスーパースターの一人なのでしょう。

makka sagaipova in jordan/Макка Сагаипова В иорданском

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2017年8月28日 (月)

Сердце моё

先日の放送でかけた中で、マッカさんのЗулишкаという曲だけyoutubeが見つかりませんので、例のスボールニク・ルーチシフ・ピーセン(ベストソングコレクション)のラストーチカ・マヤの次に入っているСердце моё(セルツェ・マヨー=私の心)を上げておきます。放送ではかけられなかった曲です。ライブ映像がありました。この曲も典型的レズギンカのリズムですが、この舞曲は、こういうアップテンポに乗りやすいということになろうかと思います。それにしても抜群の歌唱力と美貌にも驚かされます。youtubeのタイトルはセルツェ・マヨーではなく、「チェチェン女性マッカ・サガイーポヴァが大変美しく歌う」となっています。

Чеченка Макка Сагаипова очень красиво поет

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2017年8月24日 (木)

最近のМакка Сагаипова

ゼアミdeワールド71回目の放送、水曜夜に終りました。27日18時と30日20時半に再放送があります。先日お知らせしました通り、20日に71回目の内容で放送されなかったので、3回連続になります。宜しければ是非お聞き下さい。土曜は内子座の本番で結構朝早いため、25日金曜はブログアップは難しいかも知れませんm(. .)m 他の曲も後日探してみます。

今回は前に予告しておりましたチェチェンのポップスですが、特によく知られているチェチェン美人の歌姫マッカ・サガイーポヴァの歌声を聞いてみたいと思います。前に「カフカス」という曲をかけましたが、4拍子のように聞こえても、実は一拍がもの凄い速さでタンタタタタと8分の6拍子に分かれていて、まるで入れ子構造のようになっていることを指摘しておきました。これはコーカサス一帯に見られるレズギンカ型のリズムで、胸を打つ哀愁の旋律を支えるこの浮き立つリズムが最大の特徴の一つと言って良いでしょう。これからかける曲にも随所にこのレズギンカのリズムが出てきますので、是非注意して聞いてみて下さい。
彼女のプロフィールを少しご紹介します。1987年にチェチェンの首都グローズヌィに生まれ、6歳で歌い始め、8歳でチェチェンの舞踊団であるロヴザルで踊りも始めています。彼女の父はウマル・サガイーポフという有名なアコーディオン奏者で、以前かけました英Topic Recordsの「チェチェンと北コーカサスの音楽」では、国民的人気歌手のタマラ・ダダシェヴァの伴奏をしておりました。この音源はまた今度かけようと思っております。彼女はその後モスクワ大学で音楽と経済学を学び、現在はモスクワ在住で、ダンスアンサンブルのロヴザルもモスクワに拠点を置いているようです。
ちょうど10年前に当時のベスト盤で彼女の歌声を初めて聞きまして、その頃のZeAmiブログにもアップしましたが、その後はチェチェン出身の富豪マリク・サイドゥラーエフ氏と結婚されて、1年ほど前にはおそらくダウンロードのみと思われるアルバムを何点かリリースされています。これらが以前にも増して素晴らしい歌声でしたので、今日は何曲かかけてみます。余談ですが、マッカという名前は、アラビア語でイスラムの聖地メッカを指します。現在はヒジャブを被った、しとやかなムスリム婦人の装いでアーティスト写真が出ていました。
今回はChechen Singersというチェチェンの14人の歌手を紹介する英文のブックレットを中心に参照しておりますが、大体の内容がウィキペディアの英語版にも転載されているようです。曲名ですが、ロシア語なら和訳も可能ですが、チェチェン語の場合はロシア文字主体ながら特有の文字もあって、その発音が分からないため、推測の表記になっております。

今日は2016年リリースのスボールニク・ルーチシフ・ピーセン(ベストソングコレクション)から数曲ご紹介します。最初の曲は特にレズギンカ・リズムではありませんが、大人っぽいしっとりとした歌声を聞かせて、現在の彼女の姿を彷彿とさせるものがあります。チェチェン語なので読み方と意味が分かりませんが、ホ・ツア・ヴとしておきましょう(笑)

<Макка Сагаипова / Хьо цхьаъ ву 4分12秒>
☆ Макка Cагаипова ☆ ♥ Хьо цхьаъ ву са ♥ 2015 HD


次はレズギンカのリズムがギンギンに出てくるアップテンポの曲です。Ласточка моя(ラストーチカ・マヤ)というのは、「私のツバメ」の意味になります。

<Макка Сагаипова / Ласточка моя 4分41秒>
Макка Сагаипова. "Ласточка"

大体の動画でラストーチカだけになっていて、マヤ(私の)が抜けています。

次は前にもかけました「カフカス」と言う曲ですが、正式名称はРевнивый Кавказとなったようです。直訳すれば「嫉妬のカフカス」となりますが、どういう意味が込められているのでしょうか? レズギンカのリズムがはっきり分かる曲です。この音源は10年前と同じと思われます。

<Макка Сагаипова / Ревнивый Кавказ 3分44秒>
Makka Sagaipova - Ревнивый Кавказ


次のクラスィーヴィー・パレン(Красивый парень)の英訳は「プリティ・ボーイ」となっています。彼女の代表曲の一つで、10年前の盤にも入っておりました。ZeAmiブログでグルジアのパンキシへの移民のバラライカ弾き語りでも聞けた曲です。

<Макка Сагаипова / Красивый парень 3分6秒>
Макка Сагаипова Красивый парень

この曲に関しては、昔の映像ばかりのようです。

次は今回のアルバムで最も強く印象に残った曲です。チェチェンらしい哀感溢れる旋律の曲で、ロシア文字ではナナですが、英語で読んでしまうとハハになってしまいます(笑) 歌詞はチェチェン語のようですが、意味を知りたい一曲です。

<Макка Сагаипова / Нана 4分32秒>
Макка Сагаипова - песня о Маме

チェチェン語でНанаは母の意味でしょうか? (どうやらそのようです)

最後にマッカ・サガイーポヴァのズーリシュカという曲を聞きながら今回はお別れです。最初に聞いた時に何故か耳に残った曲で、やはりレズギンカのリズムですが、残念ながらЗулишкаの意味がはっきり分かりませんでした。似た単語にЗолушкаというのがあって、こちらはウクライナ語でシンデレラの意味でした。果たして同じ意味でしょうか? 来週は更にマッカさんを数曲と、ダゲスタンの歌姫マリナ・ムスタファエヴァをかける予定です。

ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週
<Макка Сагаипова / Зулишка 4分30秒 抜粋>

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2017年8月22日 (火)

チェチェン語とアディゲ語

一度聞き比べしてみたかった、チェチェン語とアディゲ語。共に北コーカサスの言葉で、同じコーカサス諸語ですが、チェチェン語はヴァイナフ系、アディゲ語はサーカシア系です。どの位響きが違うものか、確認したいものです。コーカサス諸語では子音が多いとは聞いていますが、チェチェンの方では子音、母音共にほとんど区別が付かない位の違いに聞こえます。しかし、その微妙な違いが美しいと思います。バックの音楽もやっぱり良いですね。アディゲ語の方は英語解説付きの初級教材がありました。

Chrystal Callahan - The Chechen Language ( Noxchi Mott / Noxchi Esharsh )

Lesson 001- Part A: Adighebza for Beginners

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2017年8月21日 (月)

やはりマッカさんのPretty Boyが

20日の本放送は、おそらく登録ミスで前回の16日分がもう一度かかってしまいまして、足止めになりました。待ちきれないので、チェチェン・ポップスを上げておきましょう(笑) 以前と同じマッカ・サガイーポヴァのPretty Boyを、やはりパンキシのチェチェン人が歌っていました。おそらく不自由なことも多いであろうグルジアでの移民生活の中で、この浮き立つレズギンカ・リズムが人々に親しまれているところを見るのは、嬉しいものです。それに、やはりチェチェン特有の憂い節が、この一見明るい曲を聞いていても見え隠れします。それは、バラライカのコード進行に秘密がありそうです。
20日放送分は23日と27日、30日の3回かかるようにお願いしました。一回では惜しいので。

Pankiskoe uschel'e!!! Dzhemala Dzhu i Po 720

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2017年8月17日 (木)

アディゲの古いバラライカ弾き語り

マッカさんの歌の放送は日曜ですが、南インドはこの位にして、先日のカバルダの男性ポリフォニーのリンクにあったアディゲの古いバラライカ弾き語りを見てみたら、これがとても素晴らしかったので、今日はこちらを上げておきます。これまた、はっきりとレズギンカのリズムが現われています。分断されたアディゲの諸族が再び統一されることを願う、熱い歌のようです。解説にアディゲ語の歌詞も出ていました。ロシア語では音節を区切るように使うことが多いトヴョールディ・ズナークъやミャーフキー・ズナークьを多用した綴りが独特です。チェチェン語のように、ロシア文字にはないl(エル)に似た文字がないので、文字化けしないのも嬉しいところ(笑) この不思議な綴り、惹かれます。語形変化が星の数ほどある非常に難しい言葉だそうですが、何とか分かるようになりたいなと思ったりもします。

Иуан Владимир - Адыгэ Хабзэ Iuan Vladimir - Adige Xabze

A song that's written by the great Iuan Vladimir about Circassians and how we must be together instead of being seperated.. May Allah bless our nation

Lyrics:

Адыгэ лъэпкъым тхэлъ ди хабзэ екlур,
Ди хабзэ дахэр дывгъэхъумэжыт.
Ар къытхуэнащи лъэпкъым ар и напэу,
Си къуэш си шыпхъухэ зедывгъэхьэжыт.

Къэхъуакъым зеи хьэщlэ щыдижагъуэ
Кlэлъызетхьэнущ абы дэ ди хабзэр.
Ар зэхимыщlэу къытхуэпсэлъэжlами
Зыдедгъэкlунущ ауэ демыубзэу.

Зэхедгъэщlэнкъэ хэти дызищlысыр —
Дылъэпкъ лlыгъэншэу дапщэщ щыщыщтари?
Димылъэпкъэгъуу ди хэку дыщэм исым
Унафэ тхуищlу лъэпкъыр демыса жи.

Дыпсэууэ щытмэ лъэпкъыр дызэкъуэту,
Щыlэнкъым зыри дэ къытпэлъэщыну.
Адыгэу щыlэр дызэкъуэувэжмэ
Насыпыншэныр абы деж щыдухынкъэ!

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2017年8月16日 (水)

Mela Raga Malika Part2

ゼアミdeワールド70回目の放送、水曜夜に終りました。今回はこの再放送枠のみです。お盆休みも16日で終わり、店の片付けやチェロの合わせ練習もあったり等で結構ばたばたしました。今日の収録では、チェチェンの歌姫マッカ・サガイーポヴァを大特集しました。放送は20日と23日です。

まず最初に催しのお知らせです。以下の催しに、チェロとヴァイオリンで出ることになりました。宜しければ是非お越し下さい。

<チェロ伴奏で3つ>
やさしさを伝える 絵本&朗読コンサート
8月19日 13時~  ひよこ園  今治市石井町4丁目3-53 (雨天決行)
8月23日 17時~  城慶寺   今治市湊町2丁目1-45 (雨天中止)
宮沢賢治がモチーフの一つになっているようです。曲名は伏せておきますが、朗読内容のイメージで選びました。

ダンススタジオ108 内子座公演
  (コンテンポラリーダンス、能楽、篠笛または能管、チェロのコラボ)
8月26日 14時~   チケット 1000円
「竜の河」の5回目になりますが、内子の内子座では2回目です。これまでと同じでJ.S.バッハの無伴奏チェロ組曲3番のサラバンドとジーグ、5番のジーグの3曲を組み合わせて弾きます。

<ヴァイオリンで一つ>
HIRAOピアノ教室 サマーコンサート @今治中央公民館4階大ホール
8月27日 13時~
2部の「ブルタバお楽しみコーナー」で、スメタナのブルタバ(モルダウ)のファースト・ヴァイオリンで出る予定です。これは発表会の合間のチョイ役のようです。

では本題に入ります。
前回6日の本放送は、今治の夏祭り「おんまく」の特番があるので、お休みになりますとお知らせしておりましたが、台風5号の影響で花火だけ13日に順延になりまして6日の放送がありました。代わりに13日の本放送はお休みになりまして、16日の再放送枠のみになります。
前回かけましたスブラクシュミのメーラ・ラーガ・マーリカーの後半をかけたいと思います。南インド古典声楽界の至宝と言われた女性歌手、M.S.スブラクシュミのメーラ・ラーガ・マーリカーでは、カルナティック音楽の72のラーガ全てを1から順に少しずつ演奏するという技法を用いて書かれていることについては前回も少しお話しました。ラーガマーリカーとは「ラーガの花輪」を意味し、各ラーガは2行の歌詞と2行の階名からなり、インドの階名のサリガマで歌う部分の途中から次のラーガに変ります。歌詞にはラーガ名が上手く読み込まれているので、歌詞を聞いているとラーガ名も分かるようになっております。
では後半のプラティ・マディヤマ・メーラを時間まで聞いて行きたいと思います。前回かけた前半部分との違いが解り難いかも知れませんが、その一つの理由としては、導入に出てくるシュリー旋法の部分が共通している点が上げられると思います。個人的にはキルワーニーやダルバリと並んで好きなラーガの一つで、いずれも夕方から夜のラーガです。このシュリーの部分が4行の歌詞に続いて、2行のサリガマ唱と2行のリズム口承で歌われ、この部分が曲の最初と最後に出てきて、その後にメーラ・ラーガ・マーリカーが始まります。前回かけたシュッダ・マディヤマ・メーラと今回のプラティ・マディヤマ・メーラの違いは、インドの階名のサリガマパダニサの4つ目のマの音がナチュラルかシャープかによっていて、前者がマ1、後者はマ2と分類されて、それぞれシュッダとプラティと名付けられています。マの音の違いを意識して、前回の歌唱を思い出しながら聞いて頂けたら、南インド古典音楽の知的で数学的な面が浮き彫りになってくるかと思います。
では終わりの辺りでもう一度出てきます。

<M.S.Subbulakshmi / Mela Raga Malika  Part2 28分20秒 抜粋>
R Vedavalli 3 72 Melaragamalika Mahavaidyanatha Sivan

今回もスブラクシュミではなく、ヴェーダヴァッリというヴェテラン女性歌手です。右手に南インドの代表的弦楽器ヴィーナも入った演奏です。

いかがでしたでしょうか。前半と同じく伴奏にはサポート・ヴォーカルと両面太鼓のムリダンガム、所々ヴァイオリンも入っています。
時間までこの曲を聞きながら今回はお別れです。

ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週

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2017年8月11日 (金)

72 MelaragaMalikaの学習風景あるいは発表会?

北コーカサス特集の途中ですが、今週と来週は南インド古典声楽のメーララーガマーリカーを取り上げておりますので、今日も関連映像を見ておきたいと思います。この曲は難曲として知られているようですが、難度の高いエチュードの類でもあるのでしょうか、南インド古典声楽家の卵たちと思しき少年少女たちの歌声を聞ける映像がありました。スブラクシュミの別音源や、他のプロの歌手の映像もありますが、返ってこういう歌唱の方が、曲の成立過程を見るようでもあり、面白く聞ける部分があります。大勢で歌っているということは、やはり一人での表現、更には息継ぎも難しいのでしょうか。歌詞も誰かが忘れても、他の誰かが覚えていればそれに続けば良いという部分もあるのでは(笑)
8月は催しが多く、そのために放送が一回になったり、私自身もいくつかの本番向けのチェロの練習にも時間が割かれるので、放送は準備に余り時間がかからない内容にしております。そのためブログも飛びがちになっておりますm(. .)m。9月からは北コーカサスの続きで通常のスタイルに戻します。

72 MelaragaMalika at Vaiyacheri temple_Part 1

72-Melaragamalika rendition by Smt Kiranavali's students at Cleveland Aradhana 2014_Part 1

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2017年8月 7日 (月)

M.S.Subbulakshmi / Mela Raga Malika

ゼアミdeワールド69回目の放送、日曜夕方に終りました。おんまく花火が13日に延期になったために特番がなくなり、本放送枠でも放送されました。9日20時半に再放送があります。よろしければ是非お聞き下さい。13日は入れ替わりで本放送はお休みで、16日の再放送枠のみになります。以下矛盾しますが、放送で話したままアップします。

コーカサス音楽巡りの途中ですが、今回の6日の本放送は、今治の夏祭り「おんまく」の特番があるので、お休みになりました。9日の再放送枠のみですので、一回コーカサスをお休みしまして、少し前のインド音楽小特集の際にかけられなかった長尺の音源をかけてみたいと思います。

南インド古典声楽界の至宝と言われた女性歌手、M.S.スブラクシュミのメーラ・ラーガ・マーリカーを時間までお楽しみ下さい。LP時代の音源のために、28分余りの録音2トラックになっている、トータル1時間弱の曲です。カルナティック音楽の全てのラーガは、72メーラカルターと呼ばれる基本音階に基づいて分類されていますが、この72のラーガ全てを1から順に少しずつ演奏するという技法を用いて書かれています。ラーガマーリカーとは「ラーガの花輪」を意味します。各ラーガは2行の歌詞と2行の階名からなり、階名をサリガマで歌う部分の途中から次のラーガに変ります。歌詞にはラーガ名が上手く読み込まれているので、歌詞を聞いているとラーガ名も分かるという、いかにも南インド音楽の知的で数学的な側面を感じさせる曲です。この曲を歌えるのは、スブラクシュミだけかも知れないとも言われているほどの難曲ですので、とても貴重な音源です。では前半のシュッダ・マディヤマメーラを時間までどうぞ。終わりの辺りでもう一度出てきます。

<M.S.Subbulakshmi / Mela Raga Malika Part1 28分26秒 抜粋>
MS Subbulakshmi-Mela-Ragamalika-Chakra--Gayakapriya-to-Varunapriya-

これは放送でかけたのとは別音源です。ライブでしょうか?

いかがでしたでしょうか。伴奏にはサポート・ヴォーカルがついて、他は両面太鼓のムリダンガムが中心で、所々ヴァイオリンも入っています。
時間までこの曲を聞きながら今回はお別れです。次回はコーカサスに戻る予定です。

ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週

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2017年8月 4日 (金)

カバルダのポリフォニー УЭРЭДЫЖЬХЭР

「ウエレドィジヘル」と発音するのでしょうか? タイトルのУЭРЭДЫЖЬХЭРは、ロシア文字ですが、ロシア語では全く意味が取れず、おそらくコーカサス諸語の言葉(チェルケス語?)ではと思います。今週は放送の流れから言えばヨルダンのチェルケス音楽をアップすべきところですが、大分前に非常に素晴らしい女性アコーディオン奏者(Abida何某)の往年の映像などを上げて有りますので、「北コーカサス」のカテゴリーを辿っていただければと思いまして、今回は再度アップしないことにします。たこさんから舞踊のイスラメイとバラキレフのイスラメイについてコメントを頂いていましたので、その原曲と思われるカバルダを少し注意して見ておりましたら、90年頃の古映像(という程ではない時期ですがそう見えます(笑))に凄いものがありました。11分辺りから男声のポリフォニーが始まります。サーカシアの3カ国の内、アディゲ、チェルケスに比べて少し陰が薄いようにも思う、一番東側のカバルダの映像です。グルジアなどのコーカサス系の合唱に似てはいますが、こういう男声合唱のタイプを見るのは初のような気がして、かなり驚きました。グルジアやチェチェンなどにも男声ポリフォニーがありますが、一味違います。2,、3本目はその続編でしょうか。2本目は往年のレズギンカの歌入りと思いますが、これもとても味わい深いです。3本目では同じ主唱者がポリフォニーを歌っていて、両方のレパートリーを持っていることが分かります。
2日の加藤吉樹さんのウード・ソロ・ライブは大盛況でした。後入れて2,3人という感じでした。ただ初めての当店でのライブで、通常営業の後だったもので、かなり疲れました。そのため2日ブログはお休みしました。しかし、とても楽しかったです。

УЭРЭДЫЖЬХЭР - OTANTİK ÇERKES EZGİLERİ

Нэхущ Чэрим

Черим – Алий и гъыбзэ

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2017年8月 1日 (火)

チェチェンのレズギンカの打楽器編

ドールなどのカフカス・ドラムの演奏をちゃんと見れるのは余りないように思いますので、チェチェンのレズギンカの打楽器編として2本上げておきます。チェルケス人だけでなく、チェチェン人もヨルダンに結構移住しているようです。イランのトンバクとかに比べるとシンプルな叩き方のようですが、この高速の8分の6拍子のレズギンカのノリを作れるのは、やっぱりこのカフカス・ドラムです。
明日は加藤吉樹さんの当店でのライブ当日ですので、ブログはお休みします。

jordan chechen lawzer ponder az.wmv

jordan chechen lawzer. ponder az(2).wmv

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