キルギス民謡 ウル
キルギスのコムズと聞いて、個人的にまず思い出すのは、80年代に京都中心に活躍したアフター・ディナーのハコさんが歌っていた哀感に溢れるキルギス民謡です。昨日アップしたような曲芸的なキュ(器楽)とは対照的に、しっとりとしたロシア民謡か懐メロのような旋律をコムズ弾き語りで聞かせるウル(歌謡)は、ほとんどが7音の短音階で、中央アジアの音楽の中では異色だと思います。アフター・ディナーが歌っていたそのものの曲は見つかっておりませんが、今日上げた3曲などはそっくりな感じです。キルギスの国民楽器コムズは、3弦でフレットレスですから、三味線でも真似は出来るのかも知れません。この柔らかい音色とウルの哀感が何とも言えず素晴らしいです。
Тангүлү - Сезген жоксун | керемет ыр!
Тангулу Тууганбай кызы
Singing Kyrgyz Woman Entertains with National Instrument the Komuz
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