アヴァールのパンドゥール弾き語り
今日の動画の演奏者について調べてみましたら、АБАКАР ДЖАМАЛУДИНОВ 5 - Шуайнат ( Авар Пандур )と出ていました。アバカル・ジャマルディノフ (アヴァール、パンドゥール)とありましたので、アヴァール人の歌い手と分かりました。アヴァールは、古代においてはテュルク系遊牧民として知られますが、現代のアヴァールはコーカサス諸語のダゲスタン語派に属していて、同じアヴァールという名前ですが、別系統のようです。クムイクのクムーズに形は似ていますが、パンドゥールはグルジアのパンドゥリに名前だけでなく柔らかい音色も似ています。一番興味深いのは、この男性歌手(吟遊詩人)の言葉で、カ行で不思議な発音が色々と聞こえます。これがアヴァール語の特徴なのか、彼の発音の癖なのかはっきり分かりません。どちらでしょうか。
Абакар Джамалудинов - Песня о Сайгидпаше Умаханове
| 固定リンク
「北コーカサス(カフカス)」カテゴリの記事
- アディゲのイスラメイ(2018.05.09)
- コーカサスのラストにチェチェン、グルジア、イスラメイを再び(2018.05.07)
- Debi Gogochurebi のチェチヌリ(2017.12.14)
- グルジアとチェチェンの歌姫(2017.12.13)
- ウビフの踊り(2017.11.08)
コメント