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2018年2月15日 (木)

アルメニアのカーヌーン

今週の探り所としては、アルメニアのカーヌーン、カテリーナ・マヌーキアンのアルメニアの曲の演奏、「鶴」の異なる楽器による演奏を予定していますが、来週にいくつか持ち越しになるかも知れません。グルジェフ・アンサンブルの演奏曲の詳細についても大分見えてきましたが、まずはカーヌーンです。
この楽器の名前のルーツは、古代ギリシアのカノン(「理想的比率」などのニュアンス)にあります。カヌーンと言う表記もよく見かけますが、頭のQの後にアーと伸ばす長母音のアラビア文字(アリフ)が入っているので、真ん中のNの後と同様に伸ばすのが正しいように思います。ウィキペディアにあるように、ペグを用いてオスマン古典音楽の九分の一音を出せることで有名な楽器です。(トルコ通の知人が持っていて、20年余り前に調弦と実演を見せてもらったことがあります)
カーヌーンと言えば、一般にアラブやトルコの楽器として有名ですが、アルメニアの場合は、アラブ音楽のような旋法を表現するというよりも、さざ波のようなトレモロ奏法の繊細さで憂愁の旋律を奏でることが主眼のように思います。それに名人芸を披露する楽器としても活躍しているようです。アルメニアの哀愁の旋律を奏でる場合は、ケマンチェと双璧と言えるでしょう。

Armenian qanon. Professor Tsovinar Hovhannisyan,Lilian Martirosyan-"RAPSODIA",qanon,kanon

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