ドンブラでアック(白鳥)
瀕死の白鳥をリアルに模写するコビュズの独奏曲を、ドンブラで弾いたら...
先日アダイを上げました女性ドンブラ奏者Roza Zhangabylの演奏ですが、コビュズの名曲アックをドンブラで弾いているようです。カザフ語でАққу күйі(アック キュイ)と書かれていますので、間違いないと思いますが、コビュズとはかなり違う感じに聞こえます。これはドンブラの特徴か、彼女のアレンジか。どちらもありでしょうか。それにしても、低音がとても心地良く響いています。2本目には、ラウシャン・オラズバエヴァによるアックの名演を再度上げておきます。
キングWRML盤の森田稔氏の解説を、再度引用しておきます。 アックというのは「白鳥」の意味。このキュイには興味深い伝説がある。二人の若者が一人の娘に恋をする。娘はどちらかを選ぶことができず、条件を決める。娘と結婚するためには、若者は湖で泳いでいる白鳥を射たねばならない。二人の弓が一羽の白鳥の心臓に当り、その場で殺してしまう。しかし彼らが一緒に白鳥に近づくと、娘が殺されて横たわっていた。そこで、娘を哀悼して、このキュイが作られた。
Аққу күйі
AKKU
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