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2018年6月13日 (水)

各地のドンブラ

今日の収録では、キングWMLの第2集でのドンブラ特集でしたが、カザフのもう一つの代表楽器であるコブィズでも、現在入手難になっているラウシャン・オラズバエヴァ(伊FelmayのAkku)のシャーマニックな演奏などをかけたいと思っているので、次回一回コビュズ特集にしようかと思っています。ドンブラでは、リリースを把握しているだけでも他に露Melodiya、仏Budaから2枚、英Topic Recordsなどから出ていますが、現物が売れてしまって手元にないので、アップルミュージックで見つかれば取り上げるつもりです。
しかし、ドンブラだけでも面白い動画が無数にあって、収拾がつきません。西はカスピ海北東部から、東はウイグル(ウイグルでは哈薩克族)やモンゴル西部まで(中国語では哈萨克族)、他のテュルク系では有り得ない様な広大な地域に住んでいる訳ですから、その音楽も非常に多様なのだろうと思います。
取り合えず2本選んでみましたが、カザフ族の住む西モンゴルの映像では、左手親指の使い方がロシアのバラライカの奏法に似ていたり、低音が豊かで音色がいかに柔らかいかがよく分かります。弦の少なさを補って余りある表現力の豊かさも手に取るように分かります。2本目はカザフスタンの映像でしょうか? 現代のフォークでも活躍しているのでは。余談で何度か書いていることですが、カザフはロシアのカザーク(コサック)と同一語源で、ドンブラはロシアの丸い弦楽器ドムラに名前がそっくりです。

DOMBRA OF WESTERN MONGOLIA 2

Kazakh Anara & Dinara

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