« セキルトペをもう一本 | トップページ | 源助さん »

2018年8月13日 (月)

阿波踊りと郡上節

ゼアミdeワールド121回目の放送、日曜夕方に終りました。15日20時半に再放送があります。よろしければ是非お聞き下さい。

今回は放送されるのが12日と15日ということですので、お盆特集にしたいと思います。何年先になるか分かりませんが、東アジアの続きで日本の民謡などを取り上げたいと思っております。
盆踊りの民謡で有名な曲と言えば、徳島の阿波踊り、富山の越中おわら節、福島の会津磐梯山、岐阜の郡上節などがありますが、今回は久保田麻琴さんプロデュースの阿波踊りの現地録音「ぞめき」シリーズを中心におかけしたいと思います。60、70年頃には「裸のラリーズ」のような過激なロックバンドのメンバーでもあった久保田さんですが、その後はサンディー&サンセッツの活動も加わり、90年代以降はプロデューサー業が中心になっているようです。ここ数年は阿波踊りや沖縄各地(八重山、宮古)の民謡、郡上の民謡など、日本各地の伝統芸能にも目を向けられています。これまでにも阿波踊りの現地録音はありましたが、目の前で演奏しているかのような臨場感溢れる録音です。まずは蜂須賀連の演奏からどうぞ。

<1 ぞめき弐 徳島阿波踊り 蜂須賀連 9分45秒>
徳島阿波踊り 2017 0813 蜂須賀連 紺屋町演舞場 第1部


続きまして、津田の盆(ぼに)踊りですが、CDの解説に「海で亡くなった家族などを供養する踊りで「お父、もんてこい」と涙まじりの叫びが入ることもある。ゆっくりと奏でられる鳴り物の音色が鎮魂の思いを表現している」とありました。私もテレビのドキュメンタリーで、正にその「お父、もんてこい~」と海に向かって叫んでいるシーンを見たので、思い出して目頭が熱くなる一曲です。この素朴な踊りを阿波踊りの起源の一つと見る人も多いようです。

<2 ぞめき弐 徳島阿波踊り 津田の盆踊り 9分22秒>
津田の盆踊り 2017


次に、岐阜県中部、郡上の盆踊り歌の中で最も有名な川崎の古調の歴史的録音と、それよりは後の坪井三郎による歌唱を続けておかけします。古調の方は、寺田敬蔵の1956~72年現地録音で、土取利行と桃山晴衣の選曲、解説です。土取さんは87年に郡上八幡に活動の拠点として茅葺きの芸能堂「立光学舍」と「立光学舎レーベル」を奥さんの桃山さんと共同で設立しています。久保田さんの郡上の現地録音も去年出ましたが、川崎の部分は入ってないようです。

<2-9 郡上のうた 古調川崎 桝田耕三 2分20秒>

<2-8 決定版日本の民謡 郡上節(かわさき) 坪井三郎 3分19秒>
字幕入り『かわさき』完全版 郡上八幡・2012徹夜踊り最終日


では最後に「ぞめき」シリーズの第三集「路上派」から、苔作の演奏を聴きながら今回はお別れです。最初の2曲はシリーズ第二集で正調連でした。路上派の方では旋律楽器は影を潜め、ひたすらパーカッシヴに打楽器のみが炸裂する演奏が入っております。

<4 ぞめき参 徳島阿波踊り 苔作 8分54秒>
2018 苔作 ファーストイン 8月12日

|

« セキルトペをもう一本 | トップページ | 源助さん »

民謡」カテゴリの記事

ゼアミdeワールド」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 阿波踊りと郡上節:

« セキルトペをもう一本 | トップページ | 源助さん »