サラマト・サディコヴァのParizat(Angel) 他
キルギスの歌姫サラマト・サディコヴァの歌唱は、古い時期のものがコムズ弾き語り、最近と思われるものは洋装で楽団などをバックに歌っている場合が多いように見受けられます。最近のステージを見ると、キルギスの演歌のような歌なのかと思いますが、拍子は3拍子が多く、大衆歌謡ではあっても、こういう所に中央アジアらしさが垣間見えるように思いました。当ブログでは、やはり伝統的なコムズ弾き語りに焦点を当てたいと思いますので、放送でかけた音源を探してみました。放送ではSagindim tuulgan jer seniとアフターディナーのハコさんが歌っていた曲に似たSuyuu jazi (Spring of Love)もかけましたが、YouTubeにはなさそうですので、放送ではかけられなかった2曲を入れておきます。どちらも哀愁味溢れる良い曲ですが、3本目は演歌風にも聞こえます。 「赤い花」 Qizil Gul(Red Flower) は、前にも取り上げたと思いますので、まずParizat(Angel)です。エキゾチックな旋律で耳に止まりましたが、こういうメロディはキルギスには珍しいように思いました。キルギス西部はウズベキスタンと入り組んだ土地ですから、音楽も入り組んでいるのかもと思ったりしますが、もしかしたら西の方から来た旋律でしょうか。
Salamat Sadikova - Parizat
Salamat Sadikova - Keremet Batkenim (My Magnificent Batken)
Salamat Sadikova - Jamgir (Rain)
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