ウズベクの楽器色々
次はルバーブと思って探していたら、色々な楽器をデモ演奏している映像がありました。ルバーブ、ドタール、タンブール、タール、サントゥール(チャング)、ネイ(ウズベクでは横笛)、ラブ・チャング?(口琴)、ドイラの順に弾いています。ウイグルのものよりは小ぶりなタンブールの弾き方は、メズラブ(撥)を使わない右手人差し指のストロークが、イランのセタールの奏法に少し似ているように思いました。私はやっぱり低音豊かなドタールに一番惹かれますが、皆さんはいかがでしょうか。続いて何本か上げておきますが、こうして見るとやっぱりウズベクは楽器博物館さながらです。 Master of Uzbek traditional musical instruments
ルバーブとドイラの演奏が聞けるこの演奏は、ブハラの楽器屋さんでしょうか。シャシュマカームかと思われる一節が聞けます。後半音が無くなるのが残念です。とても中央アジアらしい明るい音色のルバーブですが、ルバーブと言えば、タジク東部のルバーブのフリーキーな演奏が特に強烈なインパクトがあります。タジクに回るのは年末年始くらいになるかも知れません。 Mirfaiz & Halima Aliev from Bukhara: Rubab and Doyra
これはアフガン・ルバーブの系統だと思いますが、もとがウズベクにあるのか、アフガニスタンから入って来て形が変わったのか、どちらでしょうか? アフガン・ルバーブや北インドのサロッドに繋がる胴のくびれがあります。 Aq Qush, Halek narey chniar dey, rubâb Uzbekistan
チベット・ホルン(ドゥンチェン)に似た音色のカルナイの合奏もありました。結婚式など祭礼の際に盛大に吹き鳴らされる楽器で、太鼓も凄まじいです。 ОХИРИГАЧА КЎРИНГ! Карнай сурнайни ДОДАСИ! Ойбек гурухи Klassni ayamang! Xamma ko'rsin
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