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2019年3月29日 (金)

ダヴラトマンド・ホロヴ

タジクの音楽で強く印象に残っている歌手に、ダヴラトマンド・ホロヴ(Davlatmand Kholov)がいます。フランスのIneditからCDが確か90年代に出ていましたが、イネディが最近は海外へはDL販売のみとして、CD発売を原則フランス本国のみに変えたため、現在は入手難になっています。この3拍子の曲は、そのイネディ盤の冒頭を飾っていました。トピック盤でyoutubeの見つかってないパンジシャンベ・ジョルボフが参加している国立民族アンサンブル「ファラク」のリーダーが、ダヴラトマンド・ホロヴです。Song about "Drunken beggar"とあります。直訳すれば「酔った乞食の歌」ですが、これはスーフィー的に解釈すべきでは。以下は音楽之友社2002年刊の「世界の民族音楽ディスクガイド」のディスクレビューとして書いた拙稿です。


何ともパワフルで魅力的な語りを聞かせてくれる、首都ドゥシャンベの音楽院出身の男性2人組グループ。歌とセタール(またはギジャク)のダヴラトマンド・ホロヴと打楽器タブラクのA.アブドゥッラーエフのデュオ。セタールはイランのものをもっと棹を長くした感じで、インドのシタールとのちょうど中間のような楽器。擦弦楽器ギジャクの共鳴胴は長方形。歌は3拍子が支配的で、この辺もペルシア系を連想させる。詩はペルシアの大詩人ルーミー、ハーフェズの他に、今世紀タジク詩人らしき人も。その他は民間の詩。音楽的にはアフガンのパシュトゥーン等のものに近いように思われる。そういえば、故マスードもタジク族だった。

Davlatmand. Devona Shaw (Song about "Drunken beggar")


تصنیف دیوانه شو

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