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2019年4月19日 (金)

モルタザー・マハジュビーの伴奏によるホマーユン

ホマーユンと言えば、パリサーの名唱と並んで1980年の柘植元一先生のNHKFM「世界の民族音楽」で聴いた中に、ペルシアン・ピアノのモルタザー・マハジュビーの独奏もありました。このLP録音を探すこと25年。確か2005年にイランのMahoor Institutから、件のホマーユンの独奏の入った盤が登場した時は、正に狂喜乱舞したものです。今回の放送分に対応するyoutubeが少ないので、マハジュビー(あるいはマフジュビー)が、名歌手バナーンやアディブ・ハンサリを伴奏している映像を上げておきます。マハジュビーのペルシアン・ピアノは、明らかに微分音調律していて、通常のピアノでは出せない驚異の音響を響かせています。正にサントゥールの代わりに演奏しています。多分自分で旋法ごとに調律を変えながら弾いていたのでは、と思いますが、どうなのでしょうか。ダシュティ旋法の名歌「デイラーマン」の名唱と、黒メガネで知られるバナーンは、若い頃はタイロン・パワー似の超二枚目です。アディブ・ハンサリも1901年生まれですから、マハジュビーとは同世代。Mahoor Institutの彼の3枚組は、タールだけの伴奏でしっとり聞かせる逸品でした。
3本目は、パリサーの同じ1978年の歌唱ですが、歌の師匠のマフムード・キャリーミーがセタールで伴奏するシーンが出てきて、このワンカットはとても貴重だと思います。

Banan & Mahjoobi: Saz o Avaz - Homayoon

Adib Khansari & Morteza Mahjubi - - Avaz Homayun

Fatemeh Vaezi Parisa sings Hamayun: Poem of Hafez

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