1977年シーラーズでのライブ
今日の映像についても何年か前に書いたように思いますが、若き日のパリサーとアリザーデの至芸を味わえる1977年のシーラーズのハーフェズ廟でのライブ映像です。おそらく同じ録音だと思いますが、80年代のキングの民族音楽シリーズ「エスニック・サウンド・コレクション」の中の一枚「ペルシャ追想~イランの古典音楽」に入っていたナヴァー旋法の演奏です。冒頭のアリザーデのタールからじっくり聞かせますが、何とナヴァーらしい詫び寂び感溢れる音でしょうか。パリサーの華麗なタハリール唱法に触発されるように、アリザーデのタールも繊細に煌めいています。メンバーは、昨日のダシュティとサントゥール、ネイの奏者も重なっています。おそらく同じ頃の演奏でしょう。サントゥールはメシュカティアンで、ネイ奏者はムーサヴィーではなく、モハンマドアリー・キャーニーネジャードとCDにクレジットがありました。この録音は新旧のワールドミュージックライブラリーには入っていませんが、同じくキングの「イランの音楽~栄光のペルシア」に収録されていました。
Hossein Alizadeh Parisa Parviz Meshkatian Nava
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