ハザラ ディルルバ
先日の超絶技巧のゼルバガリ奏者、何となく日本人にもいそうな感じでしたから、もしかしたらハザラ人かもと思いました。モンゴル帝国の末裔と言われる少数民族のハザラ人は、アフガニスタンの真ん中辺りに住んでいるようです。バーミヤンもハザラ人の居住地域でした。1本目の弦楽器はダンボーラとありますので、ハザラのタンブール系弦楽器のようです。少年の叩いている太鼓はゼルバガリとあります。結構モダンな作りの楽器に見えます。2本目はインド北部で弾かれる擦弦楽器のディルルバが、アフガニスタンでも弾かれていることが分かる古い映像です。主にベンガルで弾かれる小型のものはエスラジと呼ばれます。このタンブールとディルルバによる演奏は、1974年のイラン南部シーラーズでの映像。まだ今よりは平和だったこの頃は、こういう文化交流も盛んだったのでしょう。
Hazaragi old song by Sina Sultani jaghori
Afghan music at Shiraz Arts Festival, tambur & dilruba solos
| 固定リンク
「中央アジア」カテゴリの記事
- 中国の少数民族の音楽 ウイグル族、モンゴル族、朝鮮族、苗族、チベット族(2019.09.02)
- カラシュとフンザ(2019.08.10)
- ブルシャスキー語の話(2019.08.08)
- フンザとギルギット(2019.08.05)
- ホマーユン・サキのライブ映像 モハンマド・オマル&ザキール・フセイン1974 Vagabunden Karawane(2019.07.19)
コメント