« Abduvali Abdurashidovの生演奏 | トップページ | サトとヴァイオリンの対話 »

2019年5月 9日 (木)

Sirojiddin Juraevのドタールの妙技

youtubeのイメージと言うのは実に大きくて、イランMahour Instituteの「トランスオクシアナのドタール」で妙技を聞かせたゴザル・ムミノヴァのイメージが強いかも知れない、Qosh tar [Deux cordes 二本の弦]ですが、Sirojiddin Jurayevが50年前の音源からコピーし採譜した版による演奏で、ゴザル・ムミノヴァも彼の版で弾いていた、と言うのは、ほとんど知られていないことかも知れません。今日の一本はSirojiddin Juraevの、おそらく数少ない生映像です。フラメンコのラスゲアードにも似た細やかな右手のストロークが、2弦とは思えない微細な音を紡ぎだしています。最初のアルペジオのような弾き方は、欧米人にとっつきやすく感じられるようにと思ってのことでしょうか。

Sadoi Sharq - Sirojiddin Juraev

|

« Abduvali Abdurashidovの生演奏 | トップページ | サトとヴァイオリンの対話 »

中央アジア」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« Abduvali Abdurashidovの生演奏 | トップページ | サトとヴァイオリンの対話 »