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2019年7月25日 (木)

ツィゴイネルワイゼンの謎

「何でスペインの作曲家のサラサーテが、遠く離れたハンガリーのジプシー音楽を書いたのか? スペインのジプシー音楽と言えば、フラメンコがあるのに。」と長年不思議に思っていたものですが、先日書きましたように、「19世紀にチャールダッシュがヨーロッパで大流行した経緯があって、ジプシーではない作曲家のサラサーテのツィゴイネルワイゼンやモンティのチャールダッシュ、ブラームスのハンガリー舞曲、リストのハンガリー狂詩曲などが生まれた。」と分ってから謎が氷解しました。
そのツィゴイネルワイゼンですから、音楽自体の地元に近い場所の人が弾くのが一番似合うのかも、と思います。この女流ヴァイオリニストRusanda Panfiliは、モルドヴァの首都キシニョフ出身だそうです。ルーマニア系の国で、音色もどこか東欧の色彩を感じさせます。

Pablo de Sarasate - Zigeunerweisen Gypsy Airs Melodii Lautaresti

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