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2019年7月10日 (水)

ZarsangaとMahwash

ゼアミdeワールド168回目の放送、日曜夜にありました。10日20時半に再放送があります。よろしければ是非お聞き下さい。

アフガニスタンの音楽も8回目になりました。手元に資料がありますのは、そろそろ後数枚ですので、それらを組み合わせてご紹介し、今回と次回でアフガニスタンはラストにしたいと思います。

まずは「ザルサンガ/パシュトゥーン人の歌」という盤です。アフガニスタンの最大の人口を誇る民族であり、国名の由来となったパシュトゥーン人の民謡を歌う女性歌手です。伴奏は弦楽器のルバーブと打楽器はタブラまたはドーラクです。1曲目のRo Ro Kedaと言う曲ですが、どこか遠く東インドはベンガルの放浪吟遊詩人バウルの歌に似て聞こえるのは私だけでしょうか。

<1 Zarsanga / Ro Ro Keda 7分44秒>


もう一曲Naghma Giitをおかけします。日本の民謡を聞いているような錯覚も覚えるラバーブのみの器楽曲です。

<3 Zarsanga / Naghma Giit 3分3秒>


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ここでライブ情報を入れます。

一昨年、去年と加藤吉樹さんのウード・ソロ・ライブを2年連続で催しましたが、今年も加藤さんがいらっしゃってライブを行うことになりました。関西から熊本までのソロ・ライブ・ツアーの一環です。宜しければ是非お越し下さい。



アラブ音楽ライブ ~ウードソロ~

7月31日(水)

開場 18時00分   開演 19時00分

 
会場 Cafeトーク・トーク 今治市北高下町2-1-7ハイツ近藤2の1階

*駐車場は限定5台ですので、出来るだけ公共交通機関等をご利用下さい。

定員:25名限定      珈琲か紅茶のワンドリンク付き 2000円

演奏:加藤吉樹(ウード)


ご予約:VYG06251@nifty.ne.jp   または 携帯090-8044-8535

携帯に出られないことも多いので、出来るだけメールでのご予約をお願い致します。

バックでかけているのは、Bint El Baladという3分余りの曲です。時間までお楽しみ下さい。

以上、ライブ情報でした。

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今日ご紹介するもう一人の女性歌手マフワシュは、60年代にラジオでデビューして、たちまち人気を博すも、ソ連のアフガーン侵攻で活動をストップ。91年にアメリカに移住して、音楽活動を再開したという人です。伊Accords Croisesから出た「ラジオ・カブール」に続く2007年の「アフガンのガザル」では、更にインド色が強く出ていて、愛の歌〈ガザル〉で歌われるのは、故郷への変わらぬ愛と郷愁のようです。伴奏は、Ghalil Gudaz(Sitar, Harmonium), Daud Khan(Sarod, Rubab), Gholam Nejrawi(Zirbaghali), Henri Tournier(Bansuri), Prabhu Edouard(Tabla)です。1曲目のDokhtar E Baghという曲をどうぞ。

<1 Mahwash / Dokhtar E Bagh 7分51秒>


1曲目はインド色濃厚でしたが、2曲目のKhuye Atashinはゼルバガリのソロに始まり、アフガンらしい音色のラバーブが目立っています。この曲を聴きながら今回はお別れです。

ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週

<2 Mahwash / Khuye Atashin 4分22秒>

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