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2019年8月15日 (木)

宮古西原 古謡集

昨晩の風はすごかったですが、台風の目に近いのか今は割と落ち着いています。しかし「台風銀座」の宮古・八重山などの先島諸島では、この位の風は何でもないことでしょう。あちらの建築の堅牢さには驚きました。
実は宮古島についた7月6日の夜に、屋台で沖縄料理を食べた後、すぐ横で三線弾き語りのライブをやっていて、一曲だけ宮古の民謡を聞けました。「豊年の綾語」という曲で、例の「南嶋シリーズ Nisumura 宮古西原 古謡集」でも8曲目に入っています。
宮古西原 古謡集のYouTubeが一本だけ上がっていました。Yusuma no Shu ( 四島の主 )、Tabihae no Ayagu ( 旅栄えの綾語 )、Nisugatou ( 西が沖 ), Komuriuta ( 子守り唄 )、Myahkzutsu no Aag ( 宮古節の綾語 )、Kuichaa Aag ( クイチャー綾語 )がメドレーで出てきます。これらもかけたかったのですが、神が舞い降りるような絶品の「御前風」は絶対外せないので、「宮古節の綾語」だけ入れて他は割愛しました。
ライブでその他に歌っていたのは、安里屋ユンタ、てぃんさぐの花、島唄(ブームのヒット曲)、涙そうそう、などお決まりの曲でしたが、なかなか良い演奏でした。そういえば、谷茶目節も昔よく聞いたものですが、最近は定番曲から漏れているようにも思います。昭和28年の映画「ひめゆりの塔」にも出てきました。沖縄本島中西部、恩納村(おんなそん)の海岸「谷茶前(たんちゃめ)」での漁を題材とした沖縄民謡とのことで、沖縄音階の民謡名曲です。
「ハイサイおじさん」でお馴染みの沖縄音階は、琉球王国時代にジャワから沖縄本島に伝わったという説がありますが、そういえば先島諸島で聞くことは少なく、奄美で聞くことは皆無のように思いました。ジャワやバリの、ペロッグ音階は日本の沖縄音階と,スレンドロ音階は律・民謡音階と,マドゥンダ(旧称?ソロッグ)音階は都節音階(新内節などの江戸音曲によく聞かれる)に似ていると言われます。

from NISUMURA 宮古西原 古謡集より [ABY-004]

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