« ウイグルのドタール | トップページ | Uyghur Rawap »

2019年8月26日 (月)

ウイグルのレワーブ

ゼアミdeワールド175回目の放送、日曜夜にありました。28日20時半に再放送があります。よろしければ是非お聞き下さい。放送と同じ演奏者と曲の動画はおそらくないと思いますので、他の演奏者ですが、ウイグルのレワーブ(あるいはラワープ)独奏を上げておきます。タンブールと同じく、アブドセミ・アブドラハマンさんの演奏です。

中国ウイグル ラワープ 『ヤール』


テュルク(トルコ)系のウイグル族の音楽の2回目です。今回はまずキングのワールドルーツミュージックライブラリーの一枚である、3枚組の「中国/シルクロードの音楽」から、ウイグルの音楽の部分をご紹介します。漢族を中心に、中国の少数民族であるウイグル族、キルギス族、モンゴル族、朝鮮族、苗(ミャオ)族、チベット族の音楽が繋がって登場する盤です。この音源は1980年代前半に「民音シルクロード音楽の旅」公演のために来日した中国音楽舞踊代表団の演奏で、一部は最初に企画された世界的な民族音楽学者の小泉文夫氏晩年の録音で、監修は小泉さんの教え子の一人である小柴はるみさんです。

ウイグルの音楽が入っている3枚目の旧タイトルは「絲綢之路III~中国少数民族の音楽」でした。ウイグルの音楽は3曲入っていて、1981年録音ですから、小泉文夫氏がまだお元気で、NHKFM「世界の民族音楽」などを担当されていた頃だったと思います。

2、3枚目には名前からルバーブと同系統と分かるレワーブの独奏が入っています。タンブールに似た明るい音色ですが、タンブールのような低音は入らず、より軽やかな感じの音色です。

まずは4曲目の「私のレワーブ」ですが、解説に以下のようにあります。「ウイグル族の楽器レワーブに寄せる愛着を示す曲。楽器を胸高にかかえるようにして素早くトレモロで奏する。楽器は7本の金属弦と27個のフレットを持ち、ザハメックと呼ぶ小さなバチでかき鳴らされる。」
演奏者のダーウット・アーウット氏は1938年カシュガル出身の名人で、南方派の調弦を用い、剛と柔が入り混じった演奏を聞かせます。

<4 Dawut Awut(Rewab) 私のレワーブ 5分53秒>

5曲目の「シャディヤーネ」は、祭りや祝い事のある日に必ず演奏される喜ばしい曲で、人々にこの上なく愛されているウイグルの伝統曲とのことです。

<5 Dawut Awut(Rewab) Shadiane(Festive Music) 3分52秒>

6曲目は「ラク・ムカームの間奏曲」です。ラク・ムカームは12ムカームの最初のムカームで、この録音ではラク・ムカームのチョンラクマン部分の一部であるテーズメルグーレが演奏されています。

12の各ムカームは、各ムカームを大きく1曲と考えれば、12の組曲とも考えられ、それぞれのムカームは、チョンナグマ(チョンラクマン)、ダスタン、マシュラップの3部で構成されています。

<6 Dawut Awut(Rewab) Rak Tezmerghuli(Interlude On Rok-Mode) 4分48秒>

ウイグルの音楽が入っている2枚目の旧タイトルは「絲綢之路II~漢族とウイグル族の音楽」でした。この録音は小泉文夫氏が亡くなられた後の1985年のものです。レワーブ演奏は弾き語りも巧みに聞かせるミジット・イブライム氏です。

まず3曲目の「ラク・マカームの第1ダスタン・マルゴレ」からおかけします。ラク・マカームは最初のムカームで、この演奏は、短い序のついた第一ダスタン・マルゴレ(間奏曲)です。

<3 Mijit Ibrahim レワーブ独奏「ラク・マカームの第1ダスタン・マルゴレ」 5分31秒>

4曲目の「美しい国土~トゥルファン民謡」は、1960年代に作られた曲で、祖国の山河の美しさを歌いあげています。この曲を聞きながら今回はお別れです。続き2曲は、また次回かけたいと思います。

ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週

<4 Mijit Ibrahim レワーブ独奏「美しい国土~トゥルファン民謡」 5分33秒>

|

« ウイグルのドタール | トップページ | Uyghur Rawap »

ウイグル」カテゴリの記事

ゼアミdeワールド」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ウイグルのドタール | トップページ | Uyghur Rawap »