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2019年9月30日 (月)

Sanubar Tursunの歌声

ゼアミdeワールド180回目の放送、日曜夜にありました。2日20時半に再放送があります。よろしければ是非お聞き下さい。動画はドタール弾き語りのAdemler Ulughがまず目につきまして、大変に素晴らしいので、今日はこの一本だけ上げておきます。

テュルク(トルコ)系のウイグル族の音楽の7回目です。今回はイタリアのFelmayから2013年に出ていた「サヌバール・トゥルサン / ウイグルの歌 SANUBAR TURSUN / Arzu - Songs Of The Uyghurs」をご紹介したいと思います。米国スミソニアン・フォークウェーズのコンピ盤『MUSIC OF CENTRAL ASIA, VOL. 10: BORDERLANDS』でも取り上げられていた女性歌手です。

ドタールやタンブール中心の小編成の伴奏で、たっぷりと独唱を聞かせる盤で、売り切れで現物が残ってないので解説は参照できませんが、おそらく12ムカームのレパートリーを中心に歌っているのではと思います。動画を見てみると、弾き語りもかなりありますので、もしかしたら弾き語りの曲もありそうです。

まずは1曲目のYar Ishigide Tursaという曲からおかけします。英題がIf My Love stood at the Door[feat. Nur Muhemmet Tursun]となっています。伴奏はタンブールとギジャクでしょう。

<1 Yar Ishigide Tursa (If My Love stood at the Door) [feat. Nur Muhemmet Tursun] 3分7秒>

ウィキペディアには、「彼女はウイグルの女性シンガーソングライターであり、有名なドタール奏者でもあり、ウイグルムカームの研究者です。トゥルスンは2000年に最初のアルバムをリリースしました。10年以上にわたり、彼女の声は町のバザールを満たし、新疆ウイグル自治区の地元のタクシーや長距離バスから鳴り響きました。」とありますので、ドタールやタンブールを弾き語っているのかも知れません。それと、ウイグル語のアラビア文字をそのまま読めば、トゥルサンではなくトゥルスンになると思います。気になるのが2018年11月に中国当局に拘束され、5年の刑を宣告されたという情報で、それ以来音楽活動が出来なくなっているようです。この歌姫の無事を祈るばかりです。

2曲目はKurd Nakhshisi (Song of the Kurds) [feat. Nur Muhemmet Tursun]となっていて、訳すと「クルドの歌」になりまして、トルコには多いですがウイグルにクルド人はいないと思うので、おや?と思いました。旋法名にはバヤーテ・コルド(クルドの詩または歌の意味)の形でペルシア音楽に入っているので、そういう意味かも知れません。

<2 Kurd Nakhshisi (Song of the Kurds) [feat. Nur Muhemmet Tursun] 4分19秒>

次は7曲目に飛びまして、ドタールの素晴らしい導入で始まるAdemler Ulughという曲です。英題はPeople Are Gloriousになっています。

<7 Ademler Ulugh (People Are Glorious) 4分47秒>

Sanubar Tursun:-Adamlar ulug'


全11曲の中に14分と22分近い長尺の曲がありまして、4曲目の14分を越えるIshchan Yigityurushi: IshchanYigit / Koydum Diding / Yerket / Gul Bolsam (Hard-working Lad Suite) [feat. Nur Muhemmet Tursun]という曲が、12ムカームの壮大さを思わせる素晴らしい演奏ですので、この曲を聴きながら今回はお別れです。

ゼアミdeワールド お相手は、ほまーゆんでした。有難うございました。ではまた来週

<4 Ishchan Yigityurushi: IshchanYigit / Koydum Diding / Yerket / Gul Bolsam (Hard-working Lad Suite) [feat. Nur Muhemmet Tursun] 14分4秒>

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