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2019年9月18日 (水)

マキットのドラン・ムカーム

ドランのムカームと言えば、マキットのグループの台湾盤を確かドイツのお客様からご注文頂いて海外発送したことがありました。結構動画が上がっていて、海外の愛好家や研究者がいらっしゃるのではと思いました。言語面でテュルク化する前はアーリア系が多いようにも思える彫りの深い人の多いウイグルで、モンゴル的な容姿のドランの人々は、テュルク族のルーツを探る上で見逃せないのかも知れません。生映像ですから、やはりカルーンの奏法を興味深く見ましたが、驚いたのがドラン・ラワープ。確かに棹に共鳴弦のペグを確認できますが、演奏が浪曲の三味線にそっくりに聞こえます。形はパミールのラバーブに似ていますが、浪曲のようにダイレクトにびしびし伝わって来るものがあります。そこにギジャクも加わった伴奏で、ダプを叩き歌う男性たちの熱いこと! どうしてもカッワーリを思い出してしまいますが。

Dolan Muqam with Dancing in Xinjiang, China

Makit Dolan Muqam Troupe performing in Makit, Xinjiang

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