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2019年11月29日 (金)

キャーニ・カラジャで~キャール・ナートゥク

昨日の続きですが、~キャール・ウ・ナートゥクと付く曲は、マカームごとに色々な作曲家が書いているようです。ラスト・キャール・ナートゥクも、デデ・エフェンディ以外に複数存在していました。圧倒的にデデ・エフェンディの曲が美しく親しみやすいように思いますが、今日は2001年に来日した名歌手、故・キャーニ・カラジャで幾つか見てみたいと思います。
2001年の東京の夏音楽祭は、7月28日の東京ジャーミー文化センターの方を見に行きました。黒メガネのインパクトもありますが、もの凄い声の存在感と、整然とした伴奏陣の演奏には感動しました。日本最大のモスクでのシチュエーションも最高でした。
一本目がサバー・キャール・ナートゥク、二本目はデデ・エフェンディのと同じでラスト・キャール・ナートゥクで、後者は活動停止してしまった90年代フランスの名レーベルAl Surから出ていたCDの音源です。作曲は、前者がゼカイ・デデで、ゼカイという名前から推測するにユダヤ系でしょうか? 名唱を聞かせていますが、余りマカームが変わっているようには聞こえません。しかし、この頃のカラジャの若いこと!
後者のアル・スールの方の作曲は、ハティプザーデ・オスマン・エフェンディという人です。伴奏のネイがKudsi ErgünerとAka Gündüz Kutbayということで、超豪華です。楽譜も出てきますが、デデ・エフェンディの曲のように調号が頻繁に変わらず、マカームが鮮やかに変わっている感じはないように思いました。ハティプザーデ・オスマン・エフェンディは、デデ・エフェンディよりも前の人のようですので、もしかしたらこのスタイルの考案者でしょうか?

Kâni Karaca - Sabâ Kâr-ı Nâtık (Beste: Zekâî Dede)

Rast Kar-ı Natık - (Kani Karaca)

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