Simon Shaheenのウードとヴァイオリン
Simon Shaheen のTurathは、音源が上がっていました。CMPの盤は、おそらく現在は入手不可です。92年に出た頃はジャケットが違っていて、ウードを構えたシモン・シャヘーンでした。彼はウードだけでなく、ヴァイオリンの名手でもあり、タクシームがとにかく凄いです。それぞれを3,4本目に入れました。(以下放送原稿を再度載せておきます)
185回目にクドゥシ・エルグネルのメヴレヴィー的な演奏でかけたイスマイル・ハック・ベイのフェラフェザのペシュレヴもアラブ音楽でよく演奏されています。パレスティナのウード名手シモン・シャヘーンの演奏が、92年にドイツのCMPから出ておりました。そちらでおかけします。ペシュレヴは、ここではアラビア語のバシュラフになっております。なおシャヘーンは、シモンという名前の通り、パレスティナのキリスト教徒だと思われます。
<1 Simon Shaheen / Turath - Masterworks of the Middle East Bashraf Farahfaza 5分45秒>
Simon Shaheen - Bashraf Farahfaza (Turath)
では最後に、同じくシモン・シャヘーンの演奏で、タンブーリ・ジェミル・ベイの息子のメスード・ジェミルが書いたSama'i Nahawandを時間まで聞きながら、今回はお別れです。今回は途中までになると思いますが、ウードなどアラブの楽器でもよく演奏される名曲ですから、またちゃんとかける予定です。
<6 Simon Shaheen / Turath - Masterworks of the Middle East Sama'i Nahawand 8分16秒>
Simon Shaheen - Sama'i Nahawand (Turath)
taqsim arabic oud music
Excerpts From Arboresque with Improvisations from Simon Shaheen and Bassam Saba
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