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2019年12月12日 (木)

チェチェン・クズ

チェチェン・クズは、ウード奏者の常味さんなど何人かのアラブ音楽家の演奏で聞いたことがありますが、日本でもよく弾かれているようです。アンコール・ピースのような扱いでしょうか。ムトゥル・トルンのウード教本にも楽譜がありましたが、大体色々な編成やアレンジで演奏されています。タンブーリ・ジェミル・ベイの曲は、サズ・セマーイのような変拍子の曲が多いので、チェチェン・クズのような親しみやすい小品の方がよく知られているようにも思います。1本目がタンブーリ・ジェミル・ベイのオリジナルのケメンチェ独奏です。(以下放送原稿を再度上げておきます)

エトハム・エフェンディと同じオスマン朝末期の音楽家のタンブーリ・ジェミル・ベイは、トルコ音楽史上最高のタンブール奏者と言われています。彼の作曲した中で、アラブ音楽でもよく演奏される「チェチェン・クズ」を今回おかけします。「チェチェンの娘」と訳せるこのヒュセイニー旋法の曲は、ロシアでの迫害から逃れてオスマン帝国に移住してきたチェチェンやチェルケスなど北コーカサス系の愛らしい美少女を描写した曲かと思います。タンブーリ・ジェミル・ベイはタンブールだけでなく、ケメンチェの名手でもあったので、ここではケメンチェを弾いています。アメリカTraditional Crossroadsの盤は、1910~14年にブルーメンタル・レコードとトーキング・マシーン・カンパニーによって行われたアコースティック録音からのCD復刻ですから、100年余り前の録音です。

<1-2 Tanburi Cemil Bey Vol.2-3 Cecen Kizi 3分9秒>

Tanburi Cemil Bey - Çeçen Kızı - Kemençe – Tanbur [ Külliyat © 2016 Kalan Müzik ]

Çeçen Kızı (Tanburi Cemil Bey)

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