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2020年2月 5日 (水)

チェロ、ヴィオラ、ケメンチェのオスマン・トリオ

メスード・ジェミルのカランからの2枚組は、2枚目では長尺の演奏が並んでいて、その中でサウンド的に一番驚いたのが、放送でラストにかけたタンブーリ・ジェミル・ベイのこのイスファハン旋法のペシュレヴです。メスード・ジェミルのチェロに、ヴィオラ奏者ジェヴデト・チャーラ、ケメンチェ奏者ファヒレ・フェルサンが加わったトリオの演奏は、チェロとヴィオラに高音のケメンチェが合わさることで、冒頭で特に女性が歌っているかのような不思議な音響が生まれています。トルコ音楽特有のメリスマをチェロでどうやって弾いているのか、映像で確認したくなる演奏ですが、さすがに1963年に亡くなっているメスード・ジェミルの生映像はないのでしょう。この1952年の演奏、中間部はチェロのタクシームのようです。(映像はチェロではなくタンブールを構えるメスード・ジェミルです)

Mesut Cemil - İsfahan Peşrev [ Mesut Cemil Arşiv © 2004 Kalan Müzik ]

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