スラヴ、ギリシア、トルコが混在するポマク
放送でかけたKalan Muzikの盤には「Music and Pesna of the Pomak in Anatolia」と英題があるように、アナトリア(トルコ)側の音源なのでしょう。しかし、ポマクはブルガリア、トルコ、ギリシア、マケドニアに跨って住んでいるので、それぞれの音楽も散見できます。一本目のように、ギリシアのブズーキを持ちながら、歌っているのはポマクの歌でブルガリア語混じりかもと言うのは、何とも面白い例です。よく見るとスラヴ系の語彙がギリシア文字で表記されているのではと思いました。マケドニアについては、ウィキペディアに以下のようにありました。「ブルガリア人の間では、マケドニア語はブルガリア語の一部であるとみなされており、マケドニア語を母語とするムスリムはポマク(ムスリム・ブルガリア人)であると見られている。」これにはかなり驚きました。はっきりとマケドニア側と思われる映像は見つかっていませんので、取り合えず2本上げておきます。バグパイプ伴奏で女性が歌っている2本目は、ギリシアかブルガリアのロドピ地方の映像ではと思われます。3本目は他と比べると歌も踊りも随分と中東的で、間違いなくトルコ側でしょう。
Pomak song Svetna moma hubova.mpg
EMINE NURIE YE BOLNA LEGNALA POMAK SONG.mp4
Pomakça Türküler- Kule Mumiçe - Güzel Kız - Momic кулата (помашко)
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